2021-07

北方領土遺産

根室–国後通信回線 島の暮らしの生命線 厳寒の海峡越え敷設 流氷で切断も<北方領土遺産を訪ねて>2

終戦直後まで、北方領土と根室半島を結んだ通信回線。国後島を経て択捉島の東端まで海底も含め、総延長は約370キロに及ぶ。島の暮らしの「生命線」だった通信回線の歴史を追った。(北海道新聞2016/10/31)■標津ルート 標津川左岸。河口近くに...
北方領土遺産

根室–国後海底電信線「陸揚庫」31日に講演会 保存の課題話し合う

北方領土問題に関する専門家会議の取り組みとして、根室市は31日、終戦まで根室と国後島を結んだ海底ケーブルの中継施設「陸揚庫」の現地視察と、市民向けの講演会を行う。陸揚庫は国の文化審議会が文部科学大臣に登録有形文化財とすべきだと答申しており、...
ビザなし渡航

「この灯 絶やさずに」ビザなし来年30年 根室で専門家会議・詳報

北方領土のビザなし交流が来年、開始から30年を迎える。根室市は17日に交流のあり方を考える専門家会議を設置し、岩手県立大の黒岩幸子教授の講演会とシンポジウムを市内で開いた。シンポジウムには千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)副理事長の河田弘登...
北方四島の話題

ロシア首相、択捉島の水産加工場視察 スケトウダラの輸送費低減へ優遇制度創設を約束

ロシアのミシュスティン首相は択捉島訪問中、キトヴィ(内岡)にあるヤースヌイ水産加工場を視察した後、水産関係者と懇談した。極東で生産される魚をロシア鉄道で輸送する際に高い関税がかけられている問題について、ロシアの中央部に魚を輸送するための優遇...
北方四島の話題

択捉島視察のロシア首相 LNG供給のためのインフラ整備を支援 2023年にガス化

択捉島を初めて訪問したロシアのミシュスティン首相は、サハリン州が進めるガス転換政策に関して、クリル諸島(※北方四島)へLNG(液化天然ガス)供給のための支援策をまとめることを表明した。帯同しているリマレンコ知事は2023年の第4四半期に択捉...
北方四島の話題

ロシア政府は、クリル諸島(この場合、北方四島)にフリーカスタムゾーンを導入し、外国人投資家を引き付けるために、ほとんどの企業活動にかかる基本的な税を免除することを検討している。択捉島の水産加工場を視察した後、首相は「この一連の措置は前例のな...
北方四島の話題

ロシア首相 択捉の病院にCTスキャンやマンモグラフィー配備を約束

択捉島クリリスク(紗那)のクリル地区中央病院を視察したロシアのミシュスティン首相は、コンピュータ断層撮影装置やマンモグラフィー、酵素免疫測定装置を提供することを約束した。病院スタッフとの懇談で、「予防とリハビリの両方が出来ることは素晴らしい...
北方四島の話題

択捉島 ロシア首相が北方四島にフリーカスタムゾーン導入、企業の税金免除を提案

26日に択捉島を訪問したロシアのミシュスティン首相は、クリル諸島(※この場合北方四島)の経済・投資活動に対する新たな支援策を発表した。新しい支援策は、極東地域では前例のないものとなる。首相によると、北方四島では漁業分野でフリーカスタムゾーン...
北方四島の話題

国後島と色丹島29.8% 新型コロナワクチン接種率 州内ワースト2

北方四島を含むサハリン州では25日、新型コロナウイルスの新規感染者数が105人となった。パンデミックに打ち勝つためには人口の60%が集団免疫を持つ必要があるとされ、目標達成までに州内ではあと約5万5,000人が予防接種を行う必要がある。地区...
北方四島の話題

択捉島 ロシア首相が地区中央病院や水産加工場視察へ 「ユニークで前例のない提案」が明らかになる

択捉島では、7月26日に同島を訪問するとみられるロシアのミシュスティン首相を迎える準備が進められている。首相はお昼ごろ択捉島入りするようだ。島内には当局者が入って準備を進めており、訪問先の1つには地区中央病院が入っている。すでに金属探知機が...