2021-08

北方四島の話題

択捉島・紗那川にウライ設置 サケ3.2万匹以上が遡上 酸欠死を防ぐため

サケの遡上が活発になっている択捉島クリリスク(紗那)のクリルカ川に、遡上を制御するためウライが設置される。地元漁業会社は、余分なカラフトマスの親魚を捕獲することが認められる。調査によると、クリルカ川は8月後半までに、3万2,500匹以上のサ...
北方領土遺産

「陸揚庫」が昭和10年頃の建築と推定された3つの理由

(文化庁の報道発表資料)  国の登録有形文化財となる根室と国後島をつないでいた海底電信線の根室側「陸揚庫」は、「とりあえず」昭和10年頃の建築物として登録される。「とりあえず」というのは、陸揚庫がいつ建てられたのかを示す文献資料は見つかって...
北方四島の話題

択捉島・瀬石温泉 8,000万ルーブルでディーゼル発電をリニューアル 軍居住区に電力を安定供給

2021--2022年の暖房シーズンに備えて、択捉島の軍の町、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)でディーゼル発電所の修理が行われた。軍の居住区に対する電力供給を改善するため、国防省の指示でディーゼル発電所(133番)のオーバーホールが決定した...
北方四島の話題

択捉島の地区議会 免税制度導入で自治体収入の減少を懸念

択捉島で活動する企業に対する免税制度が導入された場合、自治体の予算がどのように補填されるのか--。択捉島を管轄するクリル地区議会で会議が開かれ、ミシュスティン首相が打ち上げた免税制度について、択捉島を訪問中のカルロフ下院議員と話し合った。ベ...
北方四島の話題

経済特区TOR「クリル」の領域を拡大 パラムシル島など北クリル9島を追加指定

ロシア政府は税金や保険料の軽減、関税手続きの無料化、外国人雇用の簡素化など優遇措置が受けられる経済特区TOR(優先的社会経済発展区域)について、色丹島を中心に設定されているTOR「クリル」の領域拡大を決定した。TORクリルでは、新しいプロジ...
ビザなし渡航

国後島・古釜布で急性呼吸器ウイルス感染症急増、新型コロナを発症する患者も

国後島ユジノクリリスク(古釜布)で、ここ数週間、急性呼吸器ウイルス感染症患者が増加している。地区中央病院には、毎日3~4人が肺炎で入院している。南クリル地区行政府によると、肺炎あるいは新型コロナウイルス感染が疑われる患者が7月に6人、8月に...
ビザなし渡航

ビザなし渡航、今年も中止 「ぷつんと途切れた」元島民ら落胆

北方領土ビザなし渡航が2年連続で全面中止となり、高齢化が進む元島民や、子の世代の2世には落胆が広がった。ロシア人島民からは早期再開を願う声とともに冷めた声も上がった。(北海道新聞2021/8/18) 「もう先は長くない。1年、1年が致命的に...
北方四島の話題

ウルップ島の軍事インフラを調査 歴史家サマリン氏ら国防省の遠征隊

サハリンのポベダ博物館・記念館(MMK)のイゴーリ・サマリン氏とアレクセイ・オクリメンコ氏が、ロシア国防省とロシア地理学会が主催する「東の要塞-クリル諸島」遠征隊に参加し、ウルップ島で軍事的インフラなどの科学的な調査を行っている。遠征には、...
ビザなし渡航

国後、色丹でアスリートの日を祝い、スポーツ大会開催

アスリートの日を祝って、国後島と色丹島では様々なスポーツ大会が開催されるとともに、コーチやアスリートに感謝状が贈呈された。国後島、色丹島にはグラウンド、ホッケーコート、スイミングプール、フィットネスジムなど36のスポーツ施設がある。ユジノク...
北方四島の話題

国後島 安全な暮らしと観光のためSNSでクマとの遭遇体験を調査

国後島では過去数か月間、観光客や住民がクマと出会うケースが頻発していることから、SNSのテレグラム・チャンネル「国境にて--南クリル諸島」が「国後島の安全な観光のために」と題したオンライン調査を実施している。「国境にて--南クリル諸島」は「...