2021-09

北方四島の話題

国後島・古釜布 カモメのふん害に憤る

「毎朝、カモメの鳴き声で起こされるのはうんざりだ。もっといい目覚め方はないの」。北方領土・国後島の中心地、古釜布(ユジノクリーリスク)で、住民がカモメのふんや騒音に悩まされ、いらいらしている。住宅の屋根に群がり、鳴き声がうるさく、ふんが異臭...
エトセトラ

日露激戦の地、占守島の野外博物館は連邦予算で整備すべき–州議会議員

ロシアのトルトネフ副首相がシュムシュ(占守島)に野外博物館を整備したいと提案したことを受けて、サハリン州議会のボロトニコフ議員は「州の仕事は博物館の設計まで」と話し、整備費用は連邦政府が負担するよう求めた。同議員は実際にシュムシュ島を訪問し...
エトセトラ

ユジノサハリンスクの日本外交官が「9月3日はソ連が南樺太と北方領土の占領を完了した日」とSNSに投稿 ロシア外務省代表部が日本総領事を呼びつけ抗議

日本の在ユジノサハリンスク総領事館の外交官が「9月3日はソビエト軍が南樺太と北方領土の占領を終えた日である」とSNSに投稿した問題について、サハリンのロシア外務省代表部は10日、久野和博総領事を呼び、「日本の外交官の発言は不適切で根拠のない...
北方四島の話題

国後島・古釜布の住宅 黒い甲虫が大量発生 ゾウムシか?

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の住宅に黒い不気味な甲虫の群れが侵入し、住民を怖がらせている。今年の夏は国後島としては異常な暑さだったが、その気候と関係があるのか。いずれにしても稀な現象だ。サハリンの昆虫学者アレクサンドル・バーティアンキン...
北方四島の話題

国後島・色丹島 地球温暖化の影響でエゾマツが衰退 植物研究者が調査

今年8月、ロシア科学アカデミー極東支部ウラジオストク植物園研究所の科学者グループがクリル自然保護区(国後島)と小クリル保護区(色丹島と歯舞群島)で地球温暖化が森林に及ぼす影響などを調査した。科学者たちはカラマツとエゾマツに注目した。パベル・...
ビザなし渡航

深まる謎に迫る!北方領土から“泳いできた”ロシア人の男性に面会取材 一問一答

北方領土の国後島から、北海道東部の標津町に泳いで来たというロシア人の男性が8日、面会取材に応じました。以下、一問一答です。先月19日、国後島から泳いで来たというロシア人の男性、ワース・フェニックス・ノカルド氏、38歳。現在は、札幌出入国在留...
ビザなし渡航

洋上慰霊断念「むなしい」 根室の元島民ら落胆

北方領土ビザなし渡航の2年連続中止を受け、道が検討していた「洋上慰霊」の見送りが決まり、元島民らは故郷に近づき慰霊する方策を断たれる形になった。高齢の元島民からは「残念を通り越して、むなしい」などと落胆の声が聞かれた。(北海道新聞根室版20...
北方四島の話題

択捉島、国後島で敵の上陸を想定した軍事演習実施

ロシア軍東部軍管区はクリル諸島(※場所は特定していないが、駐屯地がある択捉島と国後島とみられる)で、敵の上陸を想定した軍事演習を実施した。演習では、敵の上陸用舟艇を無人航空機「エレロン--3」で探知した後、自走砲で砲撃した。砲撃の調整もドロ...
北方四島の話題

色丹島で映画撮影予定の監督、北極海で事故死 助けようとした緊急事態省大臣も死亡

ロシア緊急事態省のジニチェフ大臣が、北極圏にあるノリリスクで行われた訓練の最中、足を滑らせて海中に転落したロシア人映画監督を救おうと自ら飛び込み、岩に体を打ち付けて死亡した。この映画監督も亡くなったが、彼は北極圏と北極海ルートの開発をテーマ...
北方四島の話題

「週刊新潮」国後島から日本に遠泳したロシア人男性の素性 単なる“日本オタク”説も

膠着状態が続き、一向に進展が見られない北方領土交渉。そのうちの一つ、国後島から招かれざる珍客が現れたのは、8月19日のことだった。北海道の標津(しべつ)町に「亡命したい」と話す38歳のロシア人男性が流れ着いたのだ。(週刊新潮2021年9月9...