2021-09

北方四島の話題

択捉島でロシア愛国教育が物議 授業前に国歌流し起立強要

ロシアが実効支配する北方領土・択捉島の中心地、紗那(クリーリスク)の公立学校で9月から、軍出身の校長が独自の「愛国教育」を行っていることが物議を醸している。毎朝授業の前にロシア国歌を流し、教員や児童に起立を強要。国歌は周辺にも響き渡り、一部...
北方四島の話題

日ロ外相会談 茂木氏「航空機墓参もにらみながら、可能な限り早期に事業再開に向けて努力したい」ラブロフ氏「事業の重要性は認識している」-1年7カ月ぶり対面で会談

茂木敏充外相は23日、ロシアのラブロフ外相と、国連総会で訪問中の米ニューヨークで会談した。日本政府によると、ラブロフ氏は、プーチン大統領が北方領土への導入を表明した海外企業も対象にした免税制度に言及。茂木氏はロシアの法令を前提とする制度は受...
北方領土ノート

黒部市 北方領土を知って 史料室開設1周年

黒部市にある県の北方領土史料室が開設から1年を迎えました。黒部市コミュニティセンターの中にある北方領土史料室は、去年9月に開設されました。北方領土の歴史と富山との関わりを紹介するパネルやジオラマの展示に加え、納沙布岬から歯舞群島を望むライブ...
北方領土ノート

北方領土の記憶継ぐ 黒部・史料室開設1周年 元島民3世が講演

富山県北方領土史料室の開設1周年記念セレモニーは23日、黒部市生地の市コミュニティセンターで行われ、関係者約70人が元島民3世の写真家山田淳子さん(39)=富山市出身、東京=の講演などを通じて、返還運動の取り組みへ思いを新たにした。山田さん...
北方四島の話題

国後島 保護区北部の爺爺岳近くで土壌調査 モスクワ大学の学生ら

国後島のクリル自然保護区で8月12日から9月9日まで、モスクワ大学の学生たちによる地質学的調査が行われた。参加したのは同大学地理学部の学生グループ7人で、保護区の研究者の指導のもと、保護区の北部にあるサラトフスカヤ川(セオイ川)とチャチナ川...
北方四島の話題

ロシア漁業庁長官 北方領土漁業コンビナートを相次いで視察

ロシア漁業庁は、9月22日、サハリン州へ出張中の同庁長官シェスタコフが北方領土の漁業コンビナートを相次いで視察したと発表した。まずシェスタコフは択捉島沿岸で操業中のシロザケ操業の現場を視察、同島キトーヴイ(内岡)の”ギドロストロイ”(Гид...
北方四島の話題

択捉島の中学校で始業前に国歌演奏 校長「圧倒的多数の親は賛成した」

択捉島クリリスク(紗那)にあるクリル中等学校では、学校長のイニシャティブで毎日の始業前にロシア国歌が演奏される新しい伝統が始まった。国歌は1日1回、午前8時35分に演奏される。時間は1分間でワンコーラス。児童生徒と教職員は起立して聴く。20...
北方四島の話題

択捉島のクリル中等学校で毎日、国歌演奏 一部住民が反発

択捉島クリリスク(紗那)のクリル中等学校では、児童生徒にロシア国歌を強制的に聴かせる取り組みが導入された。校長は演奏だけでなく斉唱するようにしたいと考えているが、住民の中には「なぜ学校を軍隊に変えるのか」と憤慨する人もいる。地元の新聞「クラ...
北方四島の話題

極東統一航空会社オーロラ 新たに航空機45機を導入 総費用571億ルーブル

統一された極東航空会社オーロラ(サハリンの地域航空オーロラをベースに創設)は、新たに45機を購入する。総費用は約571億ルーブル。ロシア連邦極東・北極圏開発省との会議で産業貿易省が発表した。計画によると連邦運輸省が所管するリース会社が202...
北方四島の話題

国後島・古釜布 謎の甲虫が再び這い出る いまだ種の特定ならず

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の住宅で、再びあの黒い不気味な甲虫がうごめきだした。甲虫が初めて確認されたのは9月初旬。住民は3度、駆除を試みたが彼らは無敵だった。南クリル地区行政府は、甲虫をモスクワに送り、種を特定して駆除対策を検討すると...