2021-10

北方四島の話題

領土問題、忘れたのか 論戦低調、元島民に焦り ロシア強硬 交渉は停滞<衆院選 声は届くか>

北方領土交渉が停滞感を強めている。31日投開票の衆院選は、事実上の2島返還路線へとかじを切った安倍晋三元首相の対ロシア外交の評価が問われる初の大型選挙だが、28日に道内入りした安倍氏は街頭演説で北方領土問題に一言も触れなかった。「政治は北方...
北方四島の話題

国後島・古釜布 街を自由に闊歩する野良牛問題 法律に罰則規定なし「行政は無力」と副市長

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の公園は野良牛の糞尿でいっぱいだ。業を煮やした地元住民はサハリン州知事に苦情を申し立てる準備をしている。地区行政は長年、この問題に取り組んできたが、行政の限界と不完全な法律によって解決できないという。南クリル...
ビザなし渡航

北方四島含むサハリン州 ワクチン接種を強制化 集団免疫80%目指す

北方四島を含むサハリン州は新型コロナの感染拡大が続いていることから、特定の業種の人々に対するワクチン接種を義務化した。択捉島を管轄するクリル地区行政府のSNSには、予防接種が確実に実施される必要があるとして、多数の人々と接触する飲食店、商店...
北方四島の話題

北方四島も天然ガスに転換 サハリン知事のカーボンニュートラル政策 年間7億ルーブル節約

サハリン州では今後数年間で、北方四島を含むクリル諸島の電力システムは大規模な近代化に直面する。石炭やディーゼル燃料の代わりに、液化天然ガスと再生可能エネルギーが使用されることになる。択捉島では、リマレンコ知事の主導で2023年に、液化天然ガ...
北方四島の話題

択捉島・別飛 地方検察官のツルの一声で予算復活 子供のスポーツクラス再開

択捉島のレイドヴォ(別飛)で、地域の子供たちのスポーツクラスが資金難から閉鎖された問題で、サハリン・インフォが出来事の詳細を報道した直後に事態が急転し、地方検察官が問題の解決に乗り出し予算が確保されてクラスは再開された。レイドヴォの就学前の...
北方四島の話題

択捉島ヤースヌイ空港 非常用電源としてコンテナ収納型発電機設置

択捉島の空の玄関口ヤースヌイ空港に、照明器具等の非常用電源としてコンテナ収納型ディーゼル発電設備が設置される。容量は120kw。設置作業と試運転の入札情報によると価格は2,660万ルーブル。(サハリン・インフォ2021/10/28)
北方四島の話題

色丹島ベジミャナヤ湾 人生で最も美しい日の出 モスクワのブロガー感動

「それは私の人生で見た中で最も美しく、明るくカラフルな日の出だった」--モスクワのフォトブロガー、ミーチャ・ラズムが色丹島のベジミャナヤ湾(太平洋側のトイロ付近)で撮影した日の出の写真を自身のインスタグラムにアップした。2年前、初めて色丹島...
北方四島の話題

北方四島の免税&自由関税制度 デンマーク企業 風力発電とグリーン水素の可能性に関心

連邦政府は、クリル諸島(千島列島)に免税制度と自由関税制度を導入することで、内外の投資家にとって魅力的な地域にする計画だ。これを受けてサハリン州政府は、いくつかの重要な方向で新しい経済圏を開発することを狙っている。たとえば、デンマークの企業...
北方四島の話題

北方四島周辺海域の漁獲量 イワシ16.1万トン、サバ5.3万トン漁獲、サンマ474トン 10月26日現在

連邦漁業庁によると、10月26日現在、ロシア極東海域におけるイワシ、サバ、サンマの総漁獲量は21万4,000トンとなった。漁獲量の大部分16万1,000トンはイワシが占めている。サバは5万3,000トンで昨年の2倍を記録。サンマは53%増の...
北方四島の話題

国後島・色丹島 地方検察官が行政府に対して空き家対策を求める

国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区の地方検察官は、未成年者の権利の保護に関する法律の分野で監査を実施した。その結果、南クリル地区で20棟以上の放棄されたアパートなどの建物や建設現場が特定された。これらの建物は所有者による管理がな...