2022-01

北方四島の話題

択捉島・別飛 サハリン州初の太陽光発電施設を建設 2月にも電力供給開始 将来的に分散型エネルギー分野の研究サイトを開設

電力発電などを手掛けるサハリンのダリエネルゴ・インベストは、サハリン州で第一号となる太陽光発電施設を択捉島レイドヴォ(別飛)近郊に建設した。ロシア製の620枚のソーラーパネルが設置。発電量は250KW。必要な試験を経て、2月にもレイドヴォの...
北方四島の話題

千島列島、北方領土周辺…原子力潜水艦行き交うオホーツク海 ロシア核戦略の「聖域」に

日本の東京新聞は「ロシアはオホーツク海を『核の聖域』にした」という記事を掲載し、「ロシアがオホーツク海を利用して弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦を潜在的な敵の攻撃から守っている」と書いている。同紙記者がカムチャツカ半島にあるロシア太平洋艦...
エトセトラ

北クリルのエベコ火山の火口を調査 2016年から始まった噴火活動で初めて

火山活動が続く北クリル・パラムシル島(幌筵島)にあるエベコ火山で、地熱研究所のタチアナ・コテンコ氏とレオニード・コテンコ氏が、一連の噴火が始まった2016年以降初めてとなる火口の調査を実施した。2人のインスタグラムによると、エベコ火山の噴火...
北方四島の話題

空飛ぶ戦車、北方領土への配備完了 ガスタービンエンジン搭載、時速70キロで走行

時速70キロで走行できることから「空飛ぶ戦車」と呼ばれる最新鋭のT-80BVのロシア本土からクリル諸島(※この場合は軍が駐屯する国後島か択捉島、または両島を指す)への輸送が完了した。東部軍管区が明らかにした。始動させるまで40分の余熱が必要...
北方四島の話題

国後島・泊 1948年に日本の寒天工場を再興 ソ連で唯一イタニグサが生育

国後島南部はロシアで唯一、紅藻類のイタニグサが育つ場所であり、その生産量は商業として成り立つほどである。1948年8月31日付けの地元新聞に「寒天」の記事が掲載されている。赤軍が上陸する前から、国後島ではイタニグサから寒天が作られていた。ゴ...
北方四島の話題

北方四島を映画のロケ地に「映画関係者を招待する」極東・北極圏大臣語る

クリル諸島(この場合、北方四島を含む千島列島)は映画のロケ地として大きな可能性がある--。ロシア極東・北極圏開発省のチェクンコフ大臣は「ロケ地誘致は、世界中の映画制作者の間で高い需要がある。クリル諸島には、美しい風景と手つかずの自然があり、...
北方四島の話題

歴史の深さと我々の時代 国後島のジャーナリストが南クリル75周年記念映画制作

国後島の新聞「国境にて」の編集長であるセルゲイ・キセリョフ氏が南クリル地区に関するドキュメンタリー映画を制作した。国後島、色丹島、歯舞群島の島々の75年間の発展の記録である。この映画には、2003年7月、大祖国戦争での勝利50周年を祝うため...
北方四島の話題

南クリル地区創設75周年 国後島、色丹島、歯舞群島のドキュメンタリー制作 「国境にて」のキセリョフ編集局長

国後島ユジノクリリスク(古釜布)在住のセルゲイ・キセリョフさん=国後島の新聞「国境にて」の編集局長=が国後島、色丹島、歯舞群島の島々に関するドキュメンタリー映画を制作して、YouTube で公開した。南クリル地区創設75周年を記念して、戦後...
北方四島の話題

国後島・瀬石 300世帯が光ファイバー通信回線と接続 高速インターネット利用可能に

ロシアの通信大手ロステレコムは国後島ゴリャチエ・クリュチ(瀬石)に光ファイバー通信回線を敷設した。これによって300世帯を超える家族が、最大500Mbpsの速度でGPONテクノロジーを使用した高速インターネットへのアクセスが可能になった。G...
北方四島の話題

国後島・古釜布 新しい魚油・魚粉工場が稼働 水産廃棄物を原料に年間8,000トンを生産

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の水産加工会社「南クリル・リボコンビナート」の魚油・魚粉工場が稼働した。年間5,000トンの魚粉と3,000トンの魚油を生産し、家畜や魚の飼料として販売する。クリル諸島の地域経済の基盤はカラフトマスやサケ、ス...