2022-01

北方四島の話題

国後島・クリル自然保護区の訪問者数が倍増 昨年は3,234人を記録 モスクワから500人

2021年に国後島のクリル自然保護区を訪れた観光客など訪問者数は3,234人に上り、前の年から倍増した。ほとんどは観光客だという。自然保護区には3つのエコツアー・コースがあるが、最も人気が高かったのはゴロブニン火山(泊山)のカルデラで2,7...
北方四島の話題

国後島のユジノクリリスク(古釜布)は2度、再建された

国後島ユジノクリリスク(古釜布)は、モスクワから8つのタイムゾーンを隔て、7,000hm離れた東の国境に位置している。同じ名称を持つ地区行政の中心地は、これまで少なくとも2回再建されているが、それはなぜか。ユジノクリリスクに最初に定住したの...
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学芸員とっておき秘話 稚内市樺太記念館・斉藤譲一さん 引き揚げ者の声後世に

太平洋戦争終戦まで日本が統治した南樺太(現ロシア・サハリン南部)と、日本本土を行き来する経由地としてにぎわいを見せた稚内市。南樺太は終戦後に旧ソ連軍の侵攻を受け、沖縄戦以来となる市民を巻き込んだ戦闘となった。当時の様子を後世に伝えようと、稚...
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日本が建てた「サハリン郷土博物館」の修復・保存 州予算に余裕なく延期

老朽化が著しいユジノサハリンスクのサハリン郷土博物館の修復・保存問題で、サハリン州議会が建物を視察した。この中で、ユーリ・アリン館長は設計、見積もり文書の作成だけで2,300万ルーブルかかると明らかにした。 建物は日本統治次代の1937年に...
北方四島の話題

択捉島 暴風雪で路線バスが運休

12日、暴風雪の影響で択捉島の集落を結ぶ路線バスが運休となった。暴風雪がまだひどくなかった早朝、クリリスク(紗那)-レイドヴォ(別飛)間の路線バスが1往復できたが、その後はゴルノエ、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)方面を含め全路線が運休と決...
北方四島の話題

北方領土にロシア軍が新型戦車「空飛ぶ」タンクT-80BVを配備

ロシア軍の極東地域を管轄する東部軍管区は11日、クリール諸島(北方領土と千島列島)に昨年、主力の新型戦車T80BVを配備したと発表した。場所は明示していないが、ロシアが実効支配し、師団が駐屯する北方領土の択捉島や国後島とみられる。(北海道新...
北方四島の話題

千島列島は重要な「壁」 松輪島に「バスティオン」部隊展開 オホーツク海封鎖と原潜基地カムチャツカ防衛が任務

カムチャツカに基地を置く沿岸ミサイルシステム「バスティオン」部隊がクリル諸島(千島列島)中部のマトゥア島(松輪島)に展開した。ロシア軍情報筋によると、第520沿岸ミサイル・砲兵旅団には2つのバスティオン部隊と1つのバロフ部隊が含まれ、以前は...
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新型コロナ感染者、前日の80人から276人に急増 サハリン州

サハリン州の新型コロナ新規感染者数が1月11日に276人となり、前日の80人から3倍以上に激増した。医療関係者は、新規感染者が急増した理由について、休暇中に十分な感染対策を取らなかったことと、症状がでてもすぐに医療機関にかからず、休暇明けの...
北方四島の話題

択捉島 「シャナ」から「クリリスク」へ 「川の下流にある大きな集落」の歴史

今年はサハリン州創設75周年。今回は択捉島の歴史の中で重要な出来事を紹介する。択捉島のロシア人集落は、ロシア人探検家によって、先住民であるアイヌの集落があった場所に開かれた。ロシアの探検家が訪れた時、そこは「シャナ」と呼ばれていた。アイヌ語...
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北クリル・セベロクリリスクの漁師 住民に無料でタラを配布

北クリル・パラムシル島のセベロクリリスクの水産企業アライドの漁師たちが12日、漁獲したばかりのタラやスケソウダラ、カレイを住民に無料で配布した。配布開始の午前9時30分にはかなりの行列が出来ていた。住民は「スケソウダラを2匹受け取ったが、と...