2022-02

北方領土ノート

「おいしい昆布に歴史あり」複雑で身近な関係を再認識

東京の友人を富山県に招くと、昆布を用いた料理のバリエーションにしばしば驚かれる。すし屋に行っても、昆布締めは人気のネタだ。「富山の人って昆布が好きなんですね」と屈託なく喜んでくれるのはうれしいのだが、美味の裏には近世以降の北陸の複雑な歴史が...
北方領土ノート

宮谷内亮一さん死去 千島連盟根室支部長

【根室】北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)根室支部長の宮谷内亮一(みやうち・りょういち)さんが5日午後5時4分、急性心不全のため根室市内の病院で死去した。79歳。北方領土・国後島留夜別村出身。通夜、葬儀の日程は未定...
北方四島の話題

2月7日 北方領土返還要求全国大会 あと 5メートル届かぬ故郷 択捉出身82歳 元島民の思い代弁

【釧路】「北方領土の日」の7日、東京・国立劇場で開かれる北方領土返還要求全国大会(実行委主催)に、択捉島出身の奥泉一子さん(82)=釧路市=が元島民代表としてオンラインで参加し、決意表明する。旧ソ連に占領された島を離れて今年で75年。目の前...
北方四島の話題

「国後木材守りたい」清隆寺本殿に活用 根室空襲で焼失免れる 7日「北方領土の日」「地震の揺れに強い」「自然の豊かさ知った」

【根室】戦前の北方領土で重要な産業の一つだった林業。木材は根室で建材として使われたが、終戦間際の根室空襲で多くは焼失した。被害を免れたわずかな建物が、現在も北方領土の木材の質の高さを伝える。「島の木材はもう手に入らない。大切に守りたい」。所...
ビザなし渡航

ビザなし交流30年 ロシアの開発加速 日本への期待なお

サハリン本島と同じような商品が手に入るようになっても根室からロシア人船員が持ち帰る日本製の食品や日用品は今も人気だ。日本製品を扱う商店主のオリガさん(52)は「ビザなし交流で日本製品の質の高さを知り、ロシア製の化粧品や医薬品が使えなくなった...
ビザなし渡航

ビザなし交流30年 友好の島「脱日本化」の波

子ども連れの買い物客らが、次々と行き交っていた。 1月下旬、約7900人が暮らす北方領土最大の町、国後島・古釜布(ユジノクリースク)の中央広場。この場所で1992年5月、日本本土からビザなし交流で初めて訪れた日本人45人を出迎えたクララ・ベ...
北方四島の話題

国後島 9カ月分の賃金23万ルーブルを払わなかった雇用に返済命令

南クリル地方検察当局は、国後島在住の女性が起こした賃金不払いに関する訴えについて監査を行い、2020年1月から9月まで、雇用主が賃金23万2,000ルーブルを支払っていなかったことを確認した。雇用主が支払いに応じなかったため、行政犯罪事件と...
北方四島の話題

オハ地区のアンドレエヴァ副市長、学歴詐称で解雇 元南クリル地区の副市長

国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区の元副市長で、今年1月にサハリンのオハ地区副市長に就いたエリザヴェータ・アンドレエヴァ氏が解雇された。サフコム通信によると、彼女の高等教育卒業証書が偽物だったためという。アンドレエヴァ氏が石油労...
北方四島の話題

北方領土で夜間の実弾射撃訓練始まる

ロシア軍東部軍管区はクリル諸島(※この場合は軍が駐屯する国後島と択捉島)で機関銃やグレネードランチャーなどを使った実弾射撃訓練を開始した。訓練の50%以上は、暗視装置を使って夜間に行われる。また、装甲車両などのドライバーの運転技術を向上させ...
ビザなし渡航

北方四島免税特区 進出企業が支払う従業員の年金保険負担を20年間6%に軽減

ロシアのミシュスティン首相は、北方四島を含むクリル諸島への免税制度導入に向けて、進出企業の優遇策として、企業が負担する従業員の強制年金保険の拠出割合を20年間6%に低減する。(※その他の保険金を含めると合計7.6%) TOR特区(優先的社会...