2022-04

ビザなし渡航

途絶えた交渉 命奪う国…話し合えるか <原点の地 根室は今>ウクライナ侵攻の衝撃

■悲劇を重ね  「どこに行くかもわからず、子どもやお年寄りが故郷を追われている。77年前の北方領土と同じことが起きている」。ロシアがウクライナへの侵攻を開始した2月24日以降、北方領土択捉島出身の鈴木咲子さん(83)=根室市=は、ウクライナ...
エトセトラ

シェル、「サハリン2」権益売却へ中国3社と協議

英石油大手シェルが、ロシア極東の石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン2」の権益27.5%の売却に向け、中国企業3社と協議していると、英紙テレグラフが21日に報じた。中国海洋石油(CNOOC)、中国石油天然ガス集団(CNPC)、中国石油化...
北方四島の話題

択捉島拠点のギドロストロイ創設者 フォーブス長者番付ランク外に

択捉島を拠点に漁業や建設、金融、観光業などを手掛け、サハリン州で最も裕福な人物とされるギドロストロイ・グループの創業者アレクサンドル・ベルホフスキー氏が、2022年版フォーブス世界長者番付でランク外となった。要因はロシアの経済危機。2月24...
エトセトラ

米エクソンモービル 6月下旬にサハリン2からの撤退を検討

米国のエクソンモービルはサハリン州で行ってきた天然ガス・石油採掘事業「サハリン1」プロジェクトから6月24日までに完全撤退することを検討している。経営陣はロシア全土で活動を終了する可能性を検討しているとロイター通信は報じた。エクソンモービル...
エトセトラ

稚内市、対露交易に影 高校生交流取りやめ、貨物船休止「先行き不透明」関係者肩落とす 

ロシア極東のサハリンまで約40キロに位置する稚内市が、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、貿易や交流事業で苦慮している。市が事務局となって官民で運航するチャーター貨物船は休止を余儀なくされ、2018年まで存在した定期フェリーの復活も困難になった。...
北方領土遺産

松前藩家臣5344人名簿化 資料館元館長15年がかり 系統整理、先祖探しやすく

渡島管内松前町の松前城資料館の元館長久保泰さん(75)が、松前藩家臣の出自や経歴をまとめた「松前藩家臣名簿」を自費出版した。足かけ15年で完成させた労作。今でも先祖の足跡をたどりに来町する子孫が少なくない中、専門家は「松前藩の家臣を初めて体...
エトセトラ

サハリン貨物船事業見送りへ 新年度 稚内市

ロシアのウクライナ侵攻を受け、稚内市は、ロシア・サハリン州と同市を結ぶ貨物船チャーター事業について、新年度は当面の間、実施しないことを決めた。15日には、今年度の最終便にコメや釣り具などの輸出品約2・2トンが積み込まれ、16日にも同州コルサ...
北方四島の話題

観光シーズンを控え、択捉島で国境警備局と観光業者が会議

北方四島の観光シーズンを控えて、択捉島を管轄するクリル地区行政府で、ロシアFSB(連邦保安庁)国境警備局と観光代理店による会議が開催された。会議の中で、国境警備局の担当者は、国境地帯への観光客や車両の立ち入り、滞在、移動に関する規則について...
北方四島の話題

国後島 幼稚園児にも愛国教育 ソ連軍上陸地にある勝利広場を見学

国後島ユジノクリリスク(古釜布)のリブカ幼稚園の園児、教員、保護者が16日、旧市街地(※戦前日本人が居住していたエリア)の旧ソ連軍が上陸した場所にある「勝利広場」を見学した。子供たちの愛国教育の一環として、南クリル地区「ユナルミヤ」(全ロシ...
北方四島の話題

野火のシーズン到来 国後島のクリル自然保護区で消火訓練

山火事や野火が多くなる季節を迎え、国後島のクリル自然保護区と南クリル森林消防隊が合同で火災を想定した消火訓練を実施した。訓練はオトラダ村(近布内)のペトロフカ川河口で、小型のポンプ車など車両3台のほか、消火器、送風機などを使用て行われた。山...