2022-08

ビザなし渡航

「洋上慰霊」今年も 羅臼で9月17日

千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部と根室管内羅臼町は、北方領土の元島民らによる独自の「洋上慰霊」を9月17日に行うことを決めた。同支部と町の洋上慰霊は、新型コロナウイルス感染拡大による北方四島ビザなし渡航の中止を受けて初企画した昨年...
北方領土ノート

故郷失う子、増やさないで 国後島泊村出身・松崎紀子さん(81)=標津町<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>2 

1945年(昭和20年)、ソ連軍が国後島に上陸した9月1日からほどないある日、泊村にあった松崎紀子さん(81)=標津町薫別=の家の庭に、1人のソ連兵が馬で入って来た。「肩に鉄砲を下げていた。母は急いでトイレに隠れました」…(北海道新聞根室版...
北方領土ノート

北方四島安全操業 サハリン援助金支払いへ 漁業者権益を優先 解禁日の出漁は不透明

ロシア外務省が北方四島周辺水域での日本漁船の安全操業に関する協定の履行を停止した問題で、日本政府がロシア側が求めるサハリン州との協力事業に関する援助金約1億5千万円を支払う方向で調整していることが30日分かった。ロシアがウクライナ侵攻を続け...
北方四島の話題

色丹島・斜古丹 大雨で住宅が浸水「通りは川のよう」と住民

色丹島では低気圧がもたらした大雨で住宅が浸水するなど被害が出ている。マロクリリスコエ村(斜古丹)のグレナダ通りは、最近の大雨で通りが川のようになった。SNSのテレグラムチャンネル「ShikotanNews」に動画を投稿した住民は「通りの家々...
北方四島の話題

国後島・古釜布で対テロ対策訓練 貨物船に爆発物との想定で

国後島ユジノクリリスク(古釜布)で31日、対テロ対策訓練が行われた。訓練はテロリストグループがユジノクリリスク港に貨物船で入港し、船に積んでいた爆発物を爆発させたという想定。住民の安全を確保するため、サハリンの対テロ作戦本部と地元行政の各部...
北方四島の話題

色丹島・穴澗 濁った水道水に住民不満 8年前に整備した取水口は機能せず沼地に

色丹島クラボザボツコエ村(穴澗)の住民が水道水の品質に不満の声を上げている。住民はサフコム通信に、蛇口から出る濁った水の写真を送ってきた。住民によると、8年前に新しい取水口が整備されたが、何らかの理由で機能せず、沼地になっている。現在は古い...
エトセトラ

9月3日第二次大戦終結の日 対日戦勝の記憶をつなぐ占守島-幌筵島の海峡横断水泳

第二次大戦終結の日の9月3日に合わせて、北クリルで特別なイベントが開催される。ロシア人アスリートたちがシュムシュ島(占守島)からパラムシル島セベロクリリスクの海岸まで泳ぎ、勝利の旗と地区の旗を運ぶもので、北クリ地区とアイススイミング協会が主...
北方四島の話題

択捉島・オーヨ湾への道路約1kmの再建工事  事業費は4億5,000万ルーブル  2025年末完成予定

択捉島のクリリスク(紗那)とレイドヴォ(別飛)を結ぶ高速道路の一環として、オーリャ湾(オーヨ湾)に通じる道路996mの再建工事が行われる。公開された入札情報によると、入札価格の最高は4億5,610万ルーブル。道路の規格はアスファルト舗装の2...
北方四島の話題

北方領土沿岸のウニ資源調査実施 ロシア科学研究機関

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、択捉島、国後島、色丹島、そして歯舞群島の各沿岸のエゾバフンウニ(Серый морской ёж::Strongylocentrotus intermedius)の資源調査を、潜水作業を含め実施したと発表した...
北方四島の話題

船の埋葬 考古学者は択捉島での出土品から「長墓文化」を特定した

択捉島の複合遺跡「キトヴイ-2」の発掘調査(2019-2020)を指揮したヴィャチェスラフ・グリシュチェンコ氏は「我々は中世(7世紀から9世紀)の遺物を見つけ、さらにその最下層に住居跡を見つけ、その隣から儀式用の建造物が出土した。長方形に配...