2022-08

エトセトラ

樺太時代の鳥居 立ち入り禁止に 老朽化し倒壊の恐れ

サハリンのウスモーリエ(旧白縫)に残る樺太時代に建立された白東浦神社の鳥居が、倒壊の恐れがあるとして、ドリンスク市が立ち入り禁止にした。築80年以上が経過し、鳥居上部にひび割れが生じていた。同市のトゥガレフ市長は「地域住民から、鳥居はいつ倒...
北方四島の話題

観光客は途方に暮れ、商店は店を閉めた–「通信封鎖」の北方四島 住民に何が起きたか

国後島、色丹島、択捉島では18日から19日夜にかけてインターネットやモバイル通信が利用できなくなった。第三者が光ファイバーのメインケーブルを損傷したことが原因。通信は19日夜復旧した。島民は、この「情報封鎖」をどうのように生き延びたのか--...
北方四島の話題

元サハリン州水産担当副知事ビストロフ 控訴審 逆転無罪に

サハリン州元水産担当副知事イーゴリ・ビストロフ(Игоря Быстров)の控訴審が、去る2022年6月29日から開始され、今般、サハリン州裁判所は第1審の結果を覆し無罪とする判決を下した。第2審判決は、第1審が犯罪の事実を立証できていな...
北方四島の話題

北方四島通信不能に サハリン州「第三者が光ファイバー損傷」と発表

国後島、色丹島、択捉島で18日、光ファイバーネットワークに問題が発生し、インターネットサービスと長距離電話が不通になった。サフコム通信編集部には、サハリンの住民から「ユジノクリリスク(国後島・古釜布)の友人と連絡が取れない」「島との通信は完...
エトセトラ

サハリン2のLNG 新運営会社が日本のバイヤーに「支払いはガスプロム銀行を通じてドルで」と要求

ロシアはサハリン2プロジェクトからの液化天然ガス(LNG)の支払い方法について新たな要求を日本と韓国のバイヤーに通告した。ブルームバーグが伝えた。プロジェクトの新しい運営会社は、以前のように外国の銀行ではなく、ガスプロム銀行を通じてドルで支...
北方四島の話題

国後島 川が増水し、乗用車が流される

14日に大雨が降った国後島では、増水した川で乗用車が流された。地元住民がスマホのカメラで撮影し、テレグラム・チャンネル「国境にて」に投稿した。映像は17日に撮られたもので、川はかなり増水していた。近くに人はいなかったという。(astv.ru...
北方四島の話題

国後島の東沸湖付近で初めて営巣・繁殖を確認 ロシアで珍しいミサゴ

国後島にあるクリル自然保護区は、同島南部のペスチノエ湖(東沸湖)付近で、ロシアでは非常に珍しいミサゴの巣を初めて確認した。ロシア連邦とサハリンのレッドデータブックに記載されているミサゴは、春になると国後島でも成鳥が観察されており、巣の材料を...
北方四島の話題

千島列島上陸作戦開始から77年の18日 解放者の偉業をたたえ、カムチャツカで記念式典

クリル諸島(北方四島を含む千島列島)上陸作戦の開始から77年となる8月18日、カムチャツカ地方のペトロパブロフスク・カムチャッキーにあるスボボダ広場で記念式典が開催される。1946年11月6日、アレクセイ・グネチコ少将指揮のもと、上陸陸作戦...
北方領土遺産

北方四島の「証し」 後世に ~戦後77年 いま見つめる北海道の記憶③~

2021年2月に亡くなった歯舞群島・多楽島出身の東狐貢さんの十八番芸—元島民が集う懇親会で、おじいさんがコンブ採りの時に着ていた作業着「ドンザ」をまとい、古里の多楽島をひもで手繰り寄せ、会場を湧かした。島の記憶 77年前、北方四島に旧ソビエ...
北方領土ノート

北方領土返還、諦めない 「古里を伝え続ける」択捉島出身・山本忠平さん(87歳)

北方領土最大の島、択捉島出身の山本忠平さん(87)=神戸市中央区=は77年前、旧ソ連軍の占領下での暮らしを余儀なくされ、追い出されるように日本へ強制送還された。13年前から「語り部」となり、戦前からの島での暮らしを伝えている。ロシアによるウ...