2022-09

北方領土ノート

「反戦訴える映画に」 ドキュメンタリー「NEMURO」コズロフ監督、市役所訪問

北方領土国後島のドキュメンタリー映画「NEMURO」の撮影を根室管内で始めた映画監督ウラジーミル・コズロフ氏が29日、根室市役所を訪れ、「北方領土から強制送還された元島民の証言は興味深かった。反戦を訴える映画にしたい」と決意を語った。(北海...
北方領土ノート

国後島周辺でホッケ漁開始 安全操業、2週間遅れ

日本とロシアが結ぶ「安全操業協定」に基づき北方領土の国後島周辺で操業するホッケ刺し網漁が30日に始まり、根室管内羅臼町の港から約10隻が出発した。ウクライナ侵攻の影響で、解禁日からは2週間遅れ。漁師らは「北海道の代表的味覚」の豊漁を願う一方...
北方四島の話題

北方四島を含む千島列島への観光客、2022年は8万8,000人に 毎年記録更新 

「クリル諸島(北方四島を含む千島列島)への観光客の流れは年々加速しており、今年末までに8万8,000人に達する可能性がある」--ロシア極東・北極圏発展省のアレクセイ・チェクンコフ大臣がロシースカヤ・ガゼータ紙(政府が発行する新聞)のインタビ...
サハリン

アニワ灯台(中知床岬灯台)の劣化進行 ロシア国防省は早期に再建を決定する必要がある

1939 年に日本人(灯台の設計技手・三浦忍)がサハリン南端に建設したアニワ灯台(中知床岬灯台)の老朽化が進み、劣化度は71%と危険な状態にある。
北方四島の話題

択捉島パルスヤナ湾の滝 水中には産卵のため遡上したサケの群れ

択捉島中部のオホーツク海側にあるパルスヤナ湾--。写真家のセルゲイ・ペリペンコさんが滝がある川の中で産卵のため遡上したサケの姿を捉えた。滝の高さは10mほど。写真家はスマートフォンのカメラを水中に浸し、サケの大群をビデオに収めた。「滝も美し...
エトセトラ

サハリンで11月–12月にガス不足の可能性 価格高騰で収益性高い輸出を優先?

この冬、サハリン住民はガス不足に見舞われるかもしれない--。輸出量の増加と他の極東地域への供給により、パイプラインによるサハリンへのガス供給が不安視されている。サハリンエナジーが生産する量では、輸出と地域への供給の両方を賄うのに十分ではない...
北方四島の話題

サハリン州で動員された「新兵」の訓練を公開 射撃や救護を学ぶ

サハリンでは、部分的動員令で招集された「予備役」に対する実践的な訓練が開始され、ロシア国防省は訓練の様子をビデオで公開した。新兵は機関銃の射撃や負傷した際の応急手当の方法などを教えられている。前日にはリマレンコ知事が訓練が行われているアニワ...
北方領土ノート

ロシア人観 交流で変わる 歯舞群島多楽島出身の福沢英雄さん(82)=標津町=<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>8 

標津町に住む福沢英雄さん(82)は歯舞群島多楽島出身。家は島の西部、蒲原磯(かんばらいそ)の裕福なコンブ漁家だった。5歳だった1945年9月、ソ連軍の占領で家を奪われ、一家9人、コンブ漁船で島を脱出した。(北海道新聞根室版2022/9/29...
北方領土ノート

島を追われた人々 思い掘り下げたい 映画「NEMURO」コズロフ監督インタビュー 国後と根室 両岸から同じ視点で撮影

北方領土・国後島のドキュメンタリー映画「クナシリ」の続編「NEMURO」の撮影を根室管内で始めたフランス在住の映画監督ウラジーミル・コズロフ氏(66)が、北海道新聞のインタビューに答えた。コズロフ監督は「国後、根室の両岸から、島を追われた人...
ビザなし渡航

元島民「せめて墓参を」 根室初訪問の岡田北方相に切望

就任後初めて根室市内を訪れた岡田直樹沖縄北方担当相は28日、本土最東端の納沙布岬を訪れた後、市内で元島民や関係団体との意見交換会に臨んだ。ロシアのウクライナ侵攻で北方領土へのビザなし渡航が停止する中、元島民らは「せめて墓参りをしたい」と切望...