2022-12

エトセトラ

キタサンショウウオが絶滅の危機 背景に太陽光発電の建設ラッシュ     釧路湿原、上士幌町、北方領土・国後島、色丹島でしか確認されていない希少種

北海道東部の釧路湿原国立公園(釧路市、釧路町、鶴居村、標茶町)の南側周縁部の原野で、大規模な太陽光発電計画が水面下で進んでいる。予定地の大半は、氷河期の遺存種である両生類・キタサンショウウオが生息する湿原だ。国内でほぼ釧路湿原に生息が限られ...
北方四島の話題

ロシアのフィッシュミール生産量 2027年までに22万トン上積み 

ロシア農業大臣パトルシェフは、同国下院で、フィッシュミールの国内生産量について、2027年までに22万トン上積みが期待されるとの見込みを明らかにし、これを完了した時、水産飼料の輸入代替への貢献度を大幅に向上させることが出来ると述べた。 ロシ...
北方四島の話題

2022年ロシアのスケトウダラすり身生産 2万8,000トンを見込む 米国減産は日本市場参入への好機

今年2022年、ロシア漁業は高次加工化戦略により、カニカマ原料となるスケトウダラの冷凍すり身生産が、前年2021年の3倍-4倍となる進捗となっている。今年2022年11月中旬までに、前年2021年同期の6,000トンの4倍となる2万4,00...
北方四島の話題

12月22日は電力技術者の日 国後島と色丹島の電力供給を担うモバイルGTPP ディーゼル発電所3カ所など管理

1 年で最も日が短い冬至の 12 月 22 日は電力技術者を祝う日だが、日照時間が数時間しかないこの季節は、国後島の電力技術者の仕事は特に重要になる。国後島と色丹島の電力設備を管理する「モバイルGTPP」社は、両島のユニットを合わせて138...
北方四島の話題

国後島・一菱内湖が赤く濁る 甲殻類の一種と判明

今年夏、国後島のクリル自然保護区の研究者がゴロブニン火山のカルデラを調査中、ゴリャチェエ湖(一菱内湖)の湖岸が赤く染まっているのに気付いた。サンプルを採取して顕微鏡で調べたところ、ある種の甲殻類が確認されたことから、モスクワのロシア科学アカ...
北方四島の話題

択捉島リゾート建設 西側諸国の制裁が影響 新たな投資家が必要

択捉島でリゾート開発を計画していたバスタ・ディスカバリー社が撤退する方向となり、サハリン州政府観光省は新たな投資家を探している。択捉島バランスキー火山(指臼山)に200億ルーブル以上を投資して、2025年までにホテル、スキー場、温泉施設を整...
北方四島の話題

国後島 来年夏「グランピングホテル・クナシル」がオープン 森の中に20棟

来年2023年の夏、国後島の鬱蒼とした森に「グランピングホテル・クナシル」がオーブンする。国家プロジェクト「観光・ホスピタリティ産業」の枠内で国の助成金を受けて整備される。施設は20棟で、ワイドな窓からパノラマビューが楽しめる。温泉があり小...
北方領土ノート

ウクライナ情勢、北方領土問題に影響 交渉再開の道探る政治を <釧路・根室管内2022取材ノートから>7

2月のロシアのウクライナ侵攻開始から10カ月。武力で現状を変えようとするロシアの行動は、対話による北方領土問題の解決を目指してきた根室管内の元島民たちに深刻な影響を与えている。(北海道新聞根室版2022/12/21) 「『島はもう返らない』...
北方領土ノート

行進の担い手絶やさぬ 色丹島出身の元島民・荒井祥子さん(77)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>23

1日に東京都内で実施された「北方領土返還要求中央アピール行動」に初めて参加した色丹島出身の荒井祥子さん(77)。「参加を断念した人の分まで頑張ろう」。約500人が参加した銀座周辺1・6キロのデモ行進で、小旗片手に「北方領土を返せ」と大声で訴...
北方四島の話題

北方四島がない地図を配布した法人は罰金100万ルーブル、市民は逮捕拘禁15日間 ロシア下院で法案審議

ロシア下院で12月20日、クリル諸島(※この場合、北方領土)とクリミア半島が欠落した図画を配布することを、ロシアの領土の一体性に異議を唱える「過激派活動」とみなし、身柄の拘束や最大100万ルーブルの罰金を課す2つの法案が第一読会を通過した。...