2022-12

北方四島の話題

択捉島 チョコレートと小さな路線バスの旅

択捉島に住むリュドミラさんは、国営農場にあるバス停に向かって歩いていると、111番と書かれた新しいバスが目に入った。バスのドライバーがフロントドアを開けてくれた。彼女が乗りこむと、車内には何かの飾りつけなのか風船が結ばれていた。彼女は言った...
北方領土ノート

北方領土返還運動で根室振興局と根室高校が連携

北方領土返還運動の担い手を育成しようと、根室振興局は根室高校と連携し、北方領土問題に取り組む部活動の支援などを行うことになりました。北方領土返還運動をめぐっては元島民の1世が高齢化し、運動の担い手確保が課題となっています。こうした中、根室振...
エトセトラ

開戦、シベリア抑留の記憶を次代に 語り部・神馬さん

抑留体験者らでつくる札幌の市民団体「シベリア抑留体験を語る会札幌」の語り部、神馬(じんば)文男さん(96)=札幌市厚別区=が6日、札幌日大高(北広島市)で自身の過酷な戦争体験を語った。81年前となった太平洋戦争開戦日の8日をあすに控え、神馬...
北方領土ノート

占領後、命がけで故郷へ 色丹島出身・新浜一郎さん(96)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>22

1945年(昭和20年)の旧ソ連による北方領土占領を受けて多くの日本人が島を脱出する中、自らの意思で島に渡った人がいる。色丹島出身の新浜一郎さん(96)=根室市=。本州で終戦を迎えた新浜さんは故郷の家族に会うため、同年11月に夜闇に隠れて色...
エトセトラ

北クリル・オネコタン島沖でホタテの資源量調査 ヴニロ「若い貝が大部分占め、資源量安定」と評価

全ロシア海洋漁業研究所(ヴニロ)の科学者たちがクリル諸島北部(北千島)の沿岸でホタテガイの資源量調査を行った。調査は10月から11月にかけて中型トロール漁船を使用し、極東におけるホタテガイの主な漁場となっているオネコタン島(温禰古丹島)の沿...
北方領土ノート

ロシアと日本の漁業交渉スタート  北方領土周辺の安全操業協議は未定

日本とロシアは、互いの200カイリ排他的経済水域(EEZ)における相互漁業に関する2023年の操業条件を決める協議をオンラインで開始した。タス通信が日本の水産庁の情報をもとに報告している。協議は12月23日まで続く。(sakh.online...
エトセトラ

座礁したトロール漁船、船体を軽くするためカニを投棄 住民、海岸でカニ拾い 

12月15日に北クリル・パラムシル島沖で座礁したトロール漁船「オストロブノイ-5」(色丹島・斜古丹のオストロブノイ水産加工場所属)は、浅瀬から脱出する作業に取り組んでいる。18日には、船体を軽くするため、漁獲したカニを投棄したことから、地元...
北方領土ノート

北方領土遺産・余話~釧路新聞「番茶の味」から

釧路新聞の1面コラム「番茶の味」を書くのは2回目でした。前回は2018年3月11日から17日までの6回(12日は休載)、「遺産余話」と題して、根室振興局当時に取り組んだ「北方領土遺産発掘継承事業」の話を書きました。後日、釧路新聞社から記念に...
北方四島の話題

2022年北方四島の出来事を回顧する~釧路新聞「番茶の味」より

急遽ピンチヒッターの指名を受けて、釧路新聞1面のコラム「番茶の味」に駄文を書きました。掲載日は2022年12月12日から17日までの計6回、今年ブログに掲載した記事の中から、北方四島のトピックを拾い上げてみました。
北方四島の話題

択捉島・紗那でもクリスマスツリーのオープニング式

子供も大人も楽しみにしている新年が近づいている。択捉島クリリスク(紗那)でも17日、商店街の薬局前の広場で、クリスマスツリー(新年の木)のオープニング式が行われた。来年のシンボルであるうさぎや雪だるま、サンタクロースと雪の乙女とともに、明る...