2022-12

北方四島の話題

国後島・古釜布「ビザなし交流はどうなる?」高校生が市長に質問

南クリル地区のパベル・ゴミレフスキー市長やナタリア・サボチキナ副市長ら行政府幹部が国後島ユジノクリリスク(古釜布)の南クリル中等学校を訪れ、10年生、11年生(日本の高校生にあたる)と懇談した。生徒からは「日本国民とサハリン州のクリル諸島南...
北方四島の話題

北方四島の生徒 ドローンの操縦技術とソフト開発が必須科目に

北方四島を含むサハリン州のすべての学校では、来年度から、ドローンの操縦技術とソフトウエア開発が必須科目となる。リマレンコ知事か学校長との会議で明らかにした。知事は「生徒には、学業を修了した時点で無人航空機の操縦資格を取得してもらいたいと考え...
北方領土ノート

2023年 北方領土周辺海域の投資目的別TAC(漁獲割当)を発表

ロシア漁業庁は、2022年12月5日付命令No.707により、来年2023年の極東海域における目的別TAC配分を完了した。投資目的第1弾の南クリール海域(北方領土周辺海域)の配分は別表のとおりとなっている。“投資クオータ”第1弾では対象魚種...
北方領土ノート

語り部の言葉「ウクライナ」が変えた 故郷追われた境遇、対ロ「交流」配慮も 根室・元島民の思いAIが分析

北方領土の元島民らが四島での経験を伝える「語り部」が、ロシアのウクライナ侵攻を受けて試行錯誤している。侵攻前後の語り部の内容を分析したところ、現代のウクライナ情勢との関連や故郷からの強制送還の悲惨さを強調する内容が増加。一方、ロシア人との交...
北方領土ノート

途絶えた四島専門家交流 ビザなし破棄 津波・生態系調査計画白紙に

ロシアが北方四島ビザなし交流に関する日本との合意を一方的に破棄したことで、日本側の研究者が四島で学術調査を行う「専門家交流」の見通しが立たなくなっている。地震、生態系、歴史の各分野で調査を続け、津波防災など北海道本島に関わる研究成果を積み重...
北方四島の話題

国後島・古釜布 日本から数台の中古車を直接輸入 20数年ぶり

サハリン西海岸のホルムスク港に日本の小樽港から88 台の中古車が輸入され、通関手続きが行われた。ホルムスクでの通関手続きは10年ぶり。また、数台の車が日本から国後島ユジノクリリスク港(古釜布)港に輸入された。日本から直接、国後島に輸入された...
北方領土ノート

北方領土歯舞群島の元島民が講演 かつての島と終戦後を語る

上川の剣淵町で北方領土を知るための催しが開かれ、歯舞群島の元島民がかつての島の様子や第二次世界大戦の終戦直後の状況などを語りました。この催しは北方領土返還運動に取り組む団体が開き、このなかで歯舞群島の水晶島で11歳まで生活していたという高塚...
北方領土ノート

北方領土海域安全操業 タコ漁スタート 例年より3週間遅れ 

日ロ合意に基づく北方領土周辺海域での安全操業のひとつ、タコ空(から)釣り縄漁が9日早朝、根室市内の3漁港を拠点に始まった。例年は正月需要に対応するため11月中旬に出漁するが、今季はしけなどで3週間ほど遅れた。漁期は来年1月末までだが、年明け...
北方領土ノート

父の手記読み事実伝える 島の記憶語り継ぐ夫妻 上杉とみえさん(69)、謙一さん(72)=別海町<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>21 

「九月一日の朝八時頃(ごろ)、(旧ソ連の)二隻の船が斜古丹港に入港―(中略)状況良ければ春来島しても良いので、一応本土へ脱出しよう」--。別海町尾岱沼の上杉とみえさん(69)が2005年、90歳で亡くなった色丹島チボイ出身の父高橋高治さんの...
北方四島の話題

色丹島で41年ぶりに野生のベニバナヤマシャクヤクの生育地を確認

色丹島で野生のベニバナヤマシャクヤクの生育地が41年ぶりに発見された。ロシアとサハリン州のレッドデータブックに記載されている希少種、ボタン科のベニバナヤマシャクヤクが生育していたのはマロクリリスコエ村(斜古丹)近くのオトラダ川の氾濫原にある...