2023-02

北方領土ノート

3世代が紡ぐ思い 国後出身 「返還運動の火消さない」 陸揚庫地図、動画発信…「快結」模索

ロシアのウクライナ侵攻は24日、1年を迎えた。ロシアは、欧米と共同歩調を取って制裁を科した日本を「非友好国」とみなし、平和条約交渉を一方的に中断させた。北方領土を訪問するビザなし交流などの合意も効力が停止され、元島民らは古里への渡航の機会を...
北方領土ノート

ウクライナ侵攻から1年 北方四島で政権称賛色濃く 当局は軍への支援PR/島民は異論口に出せず

ロシアのウクライナ侵攻開始から1年が過ぎる中、遠く離れた北方領土で、プーチン政権が進める「特別軍事作戦」をたたえる動きが強まっている。地元政府は作戦に参加した兵士らを英雄視し、軍の支援とともに島の整備を進めることをPR。侵攻長期化への不満を...
北方四島の話題

国後島・古釜布、色丹島・斜古丹で震度3ポイント 被害なし

26日午前0時40分(※サハリン時間)、国後島ゴロブニノ(泊)の南148kmを震源とするマグニチュード6.1の地震が発生し、国後島と色丹島で揺れを感じた。サハリン州の緊急事態省によると、震源の深さは55kmで、色丹島マロクリリスコエ村(斜古...
北方領土ノート

北方領土元島民「死ぬ前にもう一度故郷に。それもかなわないかも」ウクライナ侵攻終結願う

【根室、標津】ロシアのウクライナ侵攻が24日で1年となり、北方領土に隣接する根室管内の元島民らは、故郷を追われたウクライナ人の姿に自らの経験を重ね、戦況を見つめている。犠牲者が増え続ける中、戦闘行為の終結を願う気持ちは強まるばかりだ。北方領...
北方領土ノート

ウクライナ侵攻1年 元島民や漁業者、募る苦悩 領土交渉、四島操業見通せず

ロシアによるウクライナへの侵攻が始まって、24日で1年となった。1年間で日ロ対立は深刻化。北方領土交渉やビザなし渡航は途絶えたままになり、四島周辺での漁業にも影響している。北方領土に隣接する根室・釧路管内の元島民や漁業者たちは情勢の安定化を...
北方領土ノート

「贈り物みんな無駄に」ロシア人島民の絵画展企画・熊谷征子さん(79)=根室市<侵攻 今、地域は 四島よ~ウクライナ危機1年>特別編(2)

「征子さんは元気ですか」「征子さんによろしく」 新年、北方領土から友人を介して届いた電子メールには、根室市の主婦、熊谷征子さんを気遣う内容が記されていた。熊谷さんの脳裏には四島とのビザなし交流で根室を訪れ、自宅に滞在したロシア人島民の姿が浮...
北方領土ノート

「政府はどこまで真剣か」色丹島出身・能登敏雄さん(79)=根室市<侵攻 今、地域は 四島よ~ウクライナ危機1年>特別編(1)

2月7日の「北方領土の日」、根室市内で開かれた根室管内住民大会で、色丹島出身の能登敏雄さんは850人の参加者と一緒にシュプレヒコールを上げた。一般参加者を入れた大会は3年ぶり。叫びにも力が入った。(北海道新聞根室版2023/2/21) ただ...
北方四島の話題

国後島と色丹島で愛国パレード「動員された住民50人と駐屯部隊の兵士数百人がウクライナで闘っている」

ウクライナでの特別軍事作戦開始から1年となる2月24日、国後島と色丹島では統一ロシアの支持者や国後島ラグンノエ(ニキシロ)に駐屯する第18機関銃砲兵連隊、色丹島の国境警備隊分遣隊の指揮下で、自動車パレードと愛国集会が開催された。国後島ではラ...
北方四島の話題

国後島のオホーツク海側、南北2カ所の海域で養殖漁業 サハリン州政府が事業者を募集

サハリン州政府は、国後島の南部と北部のオホーツク海側沿岸2カ所で養殖漁業に従事する事業者を募集している。電子オークションサイトの情報によると、設定された養殖場は国後島南部(※ハッチャス沖)と北部(※ルルイ岬の西側)の沿岸で、事業者は25年間...
北方四島の話題

択捉島在住の兄弟2人に 殺人で16~16.5年の禁固刑

サハリン州裁判所は21日、殺人の罪に問われた択捉島出身の兄弟2人に対して、懲役16年~16.5年の禁固刑を言い渡した。53歳の被告は2019年5月10日、択捉島内の施設で31歳の住民と口論となった。このことを根に持っていた被告は翌日、弟を連...