2023-08

北方四島の話題

北方四島で通信不通 サハリンからの海底ケーブル損傷

8月5日夜、色丹島をはじめ択捉島、国後島で携帯電話や固定電話、インターネットが使用できなくなった。テレグラムチャンネル「ShikotanNews」は、サハリンのユジノサハリンスクと島々を結ぶオホーツク海底ケーブルの損傷が原因という。復旧は6...
北方四島の話題

観光客による「踏みつけ」で環境悪化 国後島のエコトレイル、泊山のカルデラ、色丹島の世界の果て岬で深刻

クリル自然保護区はモスクワの農業大学の学生とともに、国後島と色丹島の主要な観光ルートに対する人間の影響を研究し、評価する調査を実施した。この結果、国後島の同保護区内にあるエコトレイル「ストルボフスカヤ」とゴロヴニン火山(泊山)のカルデラ、色...
北方領土ノート

元島民の思い 授業で伝えて 北対協が教員向け研修会

【根室】北方領土問題対策協会(北対協、東京)は1、2の両日、全国の中学社会科教諭を対象にした北方領土問題に関する研修会を市内で開いた。領土問題に関する授業をより充実させるのが狙いで、参加した62人が元島民の講話などで北方領土について学んだ。...
北方四島の話題

貝殻島灯台にロシア国旗 「誰が、何のために」 根室に驚きと不安広がる

【根室】ロシアが実効支配する歯舞群島・貝殻島に立つ灯台に、7月下旬からロシアの国旗が掲げられたことがわかり、地域の住民には「誰がなぜ、こんなことをしたのか」と驚きや戸惑いが広がっている。北方領土海域で漁をする漁業者や北方四島とのビザなし交流...
エトセトラ

サハリン島は「JAPAN」 ロシアの地図アプリ

ロシアの地図アプリ「Russian topo maps」では、サハリンをクリックすると「JAPAN」と表記されることが分かった。サハリン住民がGooglePlayからアプリをダウンロードし、地図を開いたところサハリンが日本の一部になっていた...
北方四島の話題

国後島・羅臼山 登山ルートで観光客1人が死亡

8月4日、国後島のメンデレーエフ火山(羅臼山=882m)へ向かう登山ルートの出発地点で観光客1人が死亡した。サハリン州観光省がテレグラムチャンネルで報じた。女性は途中で体調が悪くなって座り込み、倒れてしまったという。女性は心臓疾患を患ってい...
エトセトラ

サハリン 110年以上前に造られた真岡神社の石段を解体 住民「野蛮」「過去と将来の世代へ唾を吐く行為」と非難

サハリン・ホルムスク市内に残る樺太時代の真岡神社に通じる石段を解体する工事が行われている。住民は、100年以上前に造られ、日本時代とソ連時代の両方を生き延びた階段を破壊する行為を目の当たりにして、「野蛮」「文化の欠如」と非難するとともに、歴...
北方四島の話題

四島ウォッチ「軍と教育 強まる結び付き」

7月下旬、北方領土・択捉島の中心地、紗那(クリ―リスク)の公立学校に、ロシアのウクライナ侵攻に従軍し、「英雄」の勲章を授与されたロシア兵の名が初めて付けられた。地元紙「赤い灯台」によると、この兵士は昨秋に死亡するまで特殊部隊の中隊長として首...
エトセトラ

占守島の激戦 千歳へ慰霊碑 旧陸軍遺族が寄贈、陸自駐屯地に移設 写真や名刺300点も

【千歳】終戦直後に北千島のシュムシュ島(占守島)で、旧ソ連軍との激戦により亡くなった旧日本陸軍戦車第11連隊の池田末男連隊長の遺族が、愛知県の霊園で管理していた同連隊の慰霊碑を陸上自衛隊東千歳駐屯地(千歳)に寄贈した。同駐屯地の史料館がこの...
エトセトラ

千島解放作戦の激戦地シュムシュ島で9回目の遺骨収集が完了

1945年、北クリルのシュムシュ島(占守島)におけるクリル諸島(千島列島)上陸作戦中に亡くなったソ連と日本の兵士の遺骨収集を行っているロシア・サハリン捜索運動の第9回遠征が終了した。新たに赤軍兵士の遺体を発見したほか、島の北東部の斜面(16...