2023-11

北方領土ノート

日ロ地先沖合交渉始まる 水産庁 12月1日妥結目標

水産庁は27日、日本とロシア双方の200カイリ水域での来年の操業条件を決める日ロ漁業委員会(地先沖合漁業交渉)を同日から始めたと発表した。交渉はオンライン形式で行い、12月1日までの妥結を目指す。(北海道新聞デジタル2023/11/27) ...
北方領土ノート

希望を信じて声上げる 国後島出身・古林貞夫さん(85)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>47

「ビザなし渡航すらできない今、北方領土への関心を高めなければ、運動は先細りしていく」。国後島元島民の古林貞夫さん(85)は、そんな思いから、12月1日に東京都内で開かれる毎年恒例の啓発活動「北方領土返還要求中央アピール行動」に昨年に続き参加...
ビザなし渡航

島から消える日本製品 露中観光客増加の一途 北方領土ビザなし交流停止から4年 <踏めない故郷 4島はいま> 3

秋を迎えた国後島のスーパーマーケット。ロシアによるウクライナ侵略が始まる前、棚には日本製の菓子、インスタントみそ汁や調味料、麺類が所狭しと置かれていた。だが、今はない。日本がロシアへの経済制裁を強化し、ロシアが日本を「非友好国」に指定した影...
北方四島の話題

2024年サハリン州予算案 択捉島の道路、橋、幼稚園整備など盛り込む

2024年のサハリン州予算案に関する公聴会が開かれた。2024年の州予算案では、すでに着工している択捉島オーリャ湾(オーヨ湾)にかかる橋とレイドヴォ(別飛)のポグラニチヌイ川にかかる橋、クリリスク(紗那)--ブレヴェベスニク(天寧)道路の整...
北方四島の話題

国後、色丹、択捉で新鮮な魚を格安販売「手頃な価格の魚」プロジェクト

「手頃な価格の魚」プロジェクトの一環で27日、国後島、色丹島、択捉島で獲れたばかりのシロザケやタラ、コマイなどが格安で販売された。択捉島ではシロザケ1kgあたり90ルーブルだった。国後島ユジノクリリスク(古釜布)ではスケトウダラ1kg50ル...
北方領土遺産

根室港に着水したリンドバーグ機を「択捉島」の写真として掲載 北対協「デジタル図録」

北海道新聞で紹介されていた北方領土問題対策協会(東京)のウエブサイトにある「デジタル図録」「北方領土バーチャル資料館」をのぞいてみた。いずれも北方四島の元島民らから寄贈された貴重な資料だが、資料の説明でいくつか疑問を抱かせるものも見受けられ...
北方領土ノート

北方領土周辺の海で高まる緊張 ロシアによる臨検激増でコンブ漁緊迫 ホッケ漁は交渉できず <踏めない故郷 4島はいま>2

根室市の納沙布岬から歯舞群島・貝殻島に向かって1870メートル。今年6月1日、漁師2人が乗船したコンブ漁船が日露間の「境界線」とされる中間ラインを越えると、警備艇が近づき小型ボートをおろした。「初日からさっそく臨検におでましか」。60歳代の...
ビザなし渡航

友好拠点、途絶えた交流…「ムネオハウス」がスポーツバーに <踏めない故郷 4島はいま>1

北方領土へのビザなし渡航が途絶えて4年がたち、元島民を始め日本人が4島の地を踏めない日が続いている。昨年2月のロシアのウクライナ侵略で日露関係は悪化し、両国に歩み寄りの兆しは見えない。領土問題のいまを考える。(読売新聞オンライン2023/1...
北方領土遺産

北方領土で日本人が暮らした証し見て 元島民ゆかりの品、各地で展示

北方領土問題対策協会(北対協、東京)が、北方四島の元島民らから寄贈された、かつて島で使われた日用品などの公開に力を入れている。同協会のホームページ上での公開に加え、今年から各地で展示会を開き、今後は利用者が閲覧しやすいように資料のデータベー...
北方四島の話題

国後島 小さな捕食者クロテンも冬支度

国後島ではすべての生き物が冬支度を始めている。クロテンも例外ではなく、冬に備えて太り毛が生え代わった。クロテンはクリル諸島(北方四島を含む千島列島)では国後島と択捉島にしかいない。このうち国後島ではクリル自然保護区内を中心に約1,000匹が...