2024-01

北方四島の話題

国後島・古釜布の地区中央病院 国の安全基準を満たしていないことが判明

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の地区中央病院が医療施設として求められる設備やセキュリティの基準を満たしていないことが分かった。同島の地方検察当局の査察で明らかになった。検察当局は病院側に改善を求めたが、病院側が対応しなかったことから、南ク...
北方四島の話題

択捉島 2023年の飲酒運転の検挙件数 前年の2倍に

択捉島における昨年2023年の飲酒運転者の数は異常だった。2022年と比較して、交通警察官に拘束された飲酒運転者の数は2倍以上に増加した。そして新年の最初の週は、飲酒運転の伝統が消えていないことを示した。すでに2人が逮捕されている。詳細は次...
北方四島の話題

国後島・色丹島 老朽・危険住宅からの住み替え 2025年12月に完了

昨年12月27日、国後島と色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区のゴミレフスキー市長が国後島住民との懇談会を開催し、2019年から2023年までの行政の取り組みを報告した。地区中央病院のムキナ院長が共同報告者を務めた。市長の報告は以下の通り...
エトセトラ

サハリンの石油を積んだタンカー 米国の新たな制裁を受けて外洋を漂流

外国アナリストの報告によると、サハリンで産出されるソコル原油を含むロシア産原油の供給を巡るインドとロシアとの協定は前向きな結論が出ず、原油を積んだタンカーは新たな着岸地を探すことを余儀なくされている。ブルームバーグは先月、ロシア産原油1,1...
北方四島の話題

歴史・愛国教育の強化 2024年ロシアの子供たちにとって最も重要な変化

今年9月から、ロシアの学校では歴史と愛国教育が強化される。中学生(5年生から9年生)は国の領土構成の最新の変化と特別軍事作戦(※ウクライナ侵攻)の進捗状況を反映した新しい統一歴史教科書を使って学習する。現代の英雄のポートレート、現在の地図、...
北方四島の話題

国後島 東沸から望む羅臼山

セルノボドスキー地峡(東沸湖の近く)から望む国後島メンデレーエフ火山(羅臼山882m)。テレグラムチャンネル「南クリル諸島の観光」(2024年1月5日の投稿から、撮影者はオクサナ・ペルシナさん)
北方四島の話題

択捉島住民は小包が届くのを辛抱強く待つしかない

「追跡サービスによれば、荷物はすでに択捉島に入っているはずなのに、まだサハリンで仕分けされている」--テレグラムチャンネル「クリル」の公開チャットで択捉島住民が小包の配達や発送の遅れについて不満を表している。チャット参加者の多くは最も早く配...
北方四島の話題

択捉島 凍ったローズヒップを食べる哲学者グロスビーク

択捉島在住のイーゴリ・コルバンさんが島ではめったに見られない「グロスビーク(シメ)」の撮影に成功した。以前、ゴルノイ村で目撃されていたが、クリリスク(紗那)では初めて写真に撮られた。この鳥の最大サイズは20cm以下だが、翼を広げると30〜3...
北方四島の話題

国後島で新種の蝶を発見 ロシア連邦北極圏包括研究センター

ロシア科学アカデミーウラル支部N.P.ラビョロフ科学アカデミー記念ロシア連邦北極圏包括研究センター(FECIAR)の研究者が国後島で新種の蝶5種を発見した。クロホウジャク(Macroglossum saga)とホシホウジャク(Macrogl...
北方領土ノート

北方四島安全操業 出漁なき1年 ロシア協議拒否で初、24年も見通せず

日ロ政府間の協定に基づき、1998年から北方四島周辺海域で日本漁船が行ってきた安全操業は、初めて出漁できないまま1年を終える。ロシアはウクライナ侵攻に制裁を科した日本政府に反発し、実施に向けた協議に応じない構えで、来年も再開の見通しはたたな...