プーチン大統領が2012年に秋田県の佐竹敬久知事に贈ったシベリア猫「ミール」が死んだ。タス通信特派員が秋田県の広報に確認したところ、死因は病気だった。
2012年の夏、佐竹知事は東日本大震災でロシアが日本に提供した支援に対する感謝のしるしとして、有名な秋田犬の子犬をプーチン大統領に贈った。子犬は「ゆめと名付けられた。
プーチン大統領はそれに応えて、灰色の子猫を贈った。この子猫は、日本ではロシア語の「ミール(平和)」にちなんで名付けられ、現地語では「ミル」と発音される。この贈り物が選ばれたのは、知事が犬よりも猫が好きだということが知らされたためだ。
法的要件により、子猫のミールは成田国際空港の特別区域で隔離された。6か月間、ロシア大使館の職員が定期的に猫を訪ね、さまざまなおやつやおもちゃなどを持っていった。隔離後、子猫は知事の家に住み着いた。
ミールは12年間の生涯で、佐竹家の正式な一員となった。 2020年、知事はタス通信に対し、この猫は食欲旺盛で、力強くて陽気で、性格は穏やかだと語った。「ミールは、我が家で暮らす他の6匹の猫と仲良く暮らしています。ミールは私にとって特別な生き物で、彼の顔を見ると心が安らぎます」と述べた。秋田県は、日本の本州の北部に位置し、人口は97万人弱で、主に農業、林業、漁業が盛んである。(タス通信2024/12/3)