北千島パラムシル島のエベコ火山で2回の火山灰噴出を記録 噴煙は高さ5kmに達した

千島列島

9日午前10時25分と午後0時18分に北千島パラムシル島のエべコ火山(千島硫黄山、標高1156m、セベロクリリスク市の北西7km、ベルナツキー山脈の北部)が2度に渡り火山灰を噴出した。

ロシア非常事態省サハリン州当局の危機管理センターがロシア科学アカデミー極東支部地質学・地球物理学研究所のサハリン火山噴火緊急対応グループから連絡を受けた。

1回目は火山灰が1.5kmの高さに達した。ロシア航空宇宙局(IMGiG FEB)のサハリン火山噴火緊急対応グループによると、2回目は最大5kmの高さに達するさらに強力な火山灰の噴煙を記録した。この噴煙は北に向かって5km以上も広がった。

火山の近くにあるパラムシル島セベロクリリスク市では、火山灰の降下や硫化水素の臭いは確認されなかった。住民への脅威はない。火山周辺には登録された観光団体はいない。国際航空交通路は火山地域を通過していない。(tia-ostrova.ru 2024/12/9)

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