国後島に動物シェルターが2026年にオープン 建設費2億4,500万円

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 国後島南部のドゥボヴォエ村では、飼い主から捨てられた動物のための公営シェルターの建設が進められている。最大60匹の犬と30匹の猫が飼育される予定で、2026年秋冬に完成する。南クリル地区のパベル・ゴミレフスキー市長がTelegramチャンネルで発表した。   
市長によると、この施設には事務所スペースと住居棟、獣医センター、動物用の施設、病院が建設される。犬と猫はそれぞれ別々に飼育される。建設費は約1億4,000万ルーブルと見積もられている。建設工事はMonolit YUK LLCによって行われている。
 市長は「残念ながら、ペット飼育の問題はどの地域でも発生しています。無責任な住民が犬や猫を飼い、遊んだ後、路上に捨ててしまうのです。その結果、同じ住民への襲撃が頻発し、人口密集地域の路上は汚染され、狂犬病などの感染症の発生率も上昇しています。これらの感染症は、人間自身にも感染する可能性があります」と指摘した。現在、南クリル地区には捨てられた動物のための保護施設が1カ所しかない。(sakh.online 2025/4/24)

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