北千島・占守島で慰霊式 市長らが解放軍兵士の集団墓地に献花

千島列島

偉大な勝利から80周年を迎える前夜、北千島シュムシュ島(占守島)の解放軍兵士を偲んで、集団墓地で献花式が行われた。式典には、北クリル地区、ロシア軍、国境警備隊の代表者が出席した。出席者は船で無人島シュムシュ島に到着し、その後キャタピラー輸送車で約40キロメートル移動した。

80年前、ソ連全土が戦勝記念日を祝った当時、第二次世界大戦はまだ終わっていなかった。「標高171メートル」で、軍国主義日本との最も激しい戦闘が繰り広げられた。シュムシュ島を管轄する北クリル地区のアレクサンドル・オブシヤンニコフ市長は「ここは1945年8月のクリル上陸作戦でソ連兵が占領した日本軍の重要拠点でした。現在、ここには祖国を守るために命を落としたソ連邦英雄ニコライ・ヴィルコフとピョートル・イリチェフの集団墓地とモニュメントを備えた慰霊碑があります」と述べた。

プーチン大統領の指示により、祖国防衛のために亡くなった人々の記憶を永遠に留めるための一連の行事が、2025年夏にシュムシュ島で開催される。軍事史記念施設が建設され、1945年8月の軍事行動の現場で捜索隊によって発見された遺物が展示される。(サハリン・メディア2025/5/8)

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