13日、択捉島を管轄するクリル地区議会の第20回会議が開催され、新しい第一副市長としてサハリン州国家住宅監督局の責任者を務めたコンスタンチン・ニコラエヴィッチ・イストミン氏を任命することに同意した。
イストミン氏は、49歳。スベルドロフスク地方(ウラル連邦管区、州都はエカテリンブルク)生まれ。2005年にロシア連邦内務省ハバロフスク極東法学院を卒業し、法学を専攻し、弁護士の資格を取得。2016年に連邦刑務局リャザン法学管理アカデミーを優秀な成績で卒業し、修士の資格を授与された。
イストミン氏は在職中、ロシア軍の一員として、サハリン州連邦刑務所局に勤務した。公務員としての経験は26年以上に及ぶ。
択捉島に来ることについて、議員らの質問に答え、イストミン氏は「この島には長い間馴染みがあり、軍学校卒業後、ブレベスニク(天寧)の防空軍に派遣された」と答えた。
議員らは「軍の町の現状についてご存知ですか?」と質問した。
「2年前、私は地元住民からの苦情に応えてここに来ました。私は自ら屋根や地下室に登りました。明日はそこに行く予定です。議員の皆さん、もし私と一緒に来たい人がいたら、遠慮なくどうぞ。車に席がありますから」とイストミン氏は答えた。
これ以上の質問はなかった。イストミン氏は満場一致で承認された。
元副市長のイーゴリ・トゥリン氏の運命はというと、市長室の法務部門に戻った。今年6月7日からポストを外れていた。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2024/11/13)