クリル諸島(※北方四島を含む千島列島)の地名とその由来などを収録したアイヌ語・ロシア語辞書が、ロシアで250部発行されました。著者は、カムチャツカ半島の研究者、博物学者、旅行家、そして教師でもあるキリル・ゴロホフ氏。
この辞書は、旅行者がアイヌ語の地名の意味や翻訳方法を書き留めた小さなノートから生まれた。そして、十分な語彙が集まった後、辞書を作ろうというアイデアが浮かんだ。ゴロホフ氏は、科学者、アイヌ民族コミュニティのメンバー、そして校正者とともに辞書の出版準備に取り組んだ。
資料を整理する中で、著者はクリル諸島の地名に関する興味深い事実をいくつか発見した。例えば、アライド火山「Alaid」の地名は、「i」ではなく、2番目の「a」にアクセントを置くべきであることが分かった。
ゴロホフ氏は、ペトロパブロフスク=カムチャツキーで辞書の発表会を開催し、関係先に寄贈する予定だ。(sakh.online 2025/5/16)
