サハリン州が2025年1月から観光税導入か 択捉島を管轄するクリル地区などで導入予定 税率は1%で1日100ルーブル以上

択捉島の話題

2025年にサハリン州で観光税が導入される。導入するかどうかは各自治体が判断することになり、今のところユジノサハリンスク市やコルサコフ地区に加え、択捉島を管轄するクリル地区も観光税の導入を予定している。

2025年1月からの観光税率は1%で、1日あたり100ルーブル以上となる。税率は毎年1パーセント上昇する。2029年には税率を5%に設定することが提案されている。

ユジノサハリンスク市は2025年の予算に観光税として約3,000万ルーブルを計上している。

税の徴収担当者はホテル、ホステル、キャンプ場、グランピング、その他同様の施設のオーナーとなる。ホテル施設は指定宿泊施設登録簿に登録する必要がある。宿泊客が支払う税は部屋の基本料金に含まれる。観光税は宿泊施設の所在地の自治体の予算に充てられる。

サハリン州のアルテム・ラザレフ観光大臣は「観光税は対象を限定しておらず、理論的には首長が独自の裁量で配分できます。自治体が受け取った資金を地区の観光インフラの構築と支援に使用してくれることを期待しています。観光は発展しており、この地域の経済の優先分野の一つです。住民は観光客の増加だけでなく、観光客から受け取った資金がどこに行くのかを知る必要があります」とコメントした。

ソ連の英雄、ロシアの英雄、労働の英雄、軍事作戦の退役軍人と障害者などは税が免除される。(サハリン・メディア2024/11/13)

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