対日戦勝と第二次世界大戦終結80周年を記念する軍事史記念施設の8月オープンを前に、サハリンに駐留するロシア軍東部軍管区の統合地雷除去部隊は、北千島のシュムシュ島(サハリン州北クリル地区)の建設予定地で地雷や不発弾の除去作業を開始した。
シュムシュ島を訪れる訪問者の安全を確保するため、紛争の影響を受けた他の多くの地域と同様に、シュムシュ島でも工兵の綿密な作業が求められていた。
現在、バイコヴォ村(片岡)近郊の旧滑走路跡地では、包括的な作業が行われている。地雷除去部隊の軍人は野外キャンプをはり、サハリン州行政機関の代表者や市民団体「ロシア歴史再建クラブ」と協力関係を築き、当該地域の技術偵察により、作業範囲を定めた。
除去作業には、20名以上の軍人と5台の特殊機材が投入されている。爆破作業用に100kgの爆薬も準備されている。シュムシュ島への輸送は、ロシア太平洋艦隊の艦船の支援を受けて海路で行われた。作業範囲は43ヘクタールで、今年6月30日までに完了する予定だ。(citysakh.ru 2025/5/22)

