択捉島・紗那にショッピングセンター建設 地元企業ギドロストロイ社

択捉島の話題
中央の四角い建物に行政府が入っている。

択捉島発祥の漁業・建設企業「ギドロストロイ」社が同島クリリスク(紗那)に近代的なショッピングセンターを建設する。場所は市の中心部、クリル地区行政府庁舎前の敷地で、機能性や最新のエンジニアリングソリューション、そして来訪者の快適性を兼ね備えた新しいランドマークとなる。

ショッピングセンターは2階建て(一部平屋建て)の総面積2,596平方メートル。1階の平屋部分には、広々とした2つの売場(面積522.2平方メートルと510.5平方メートル)と、玄関ホールが設けられる。2階部分には、経済・技術ニーズに対応する施設として、倉庫、冷蔵室、調理場、包装室、そして職員用と管理業務用の独立したエリアが設けられる。2階には、オフィスや従業員用の更衣室、休憩室、トイレが設置される。

建物周辺には51台分の駐車スペース(うち5台は身体障害者用)が確保され、障がい者の利便性を考慮し、スロープや専用エリアなどバリアフリー環境が整備される。建物周辺の歩道には、舗装スラブが敷設され、芝生や落葉樹を植えることで、自然と都市環境のバランスが保たれる。

特に、エンジニアリングインフラと荷降ろしのための機能エリアには細心の注意が払われている。荷降ろしエリアは、来客の動線から分離され、安全性と利便性が確保される。大型車両向けに設計された敷地には、製品を配送するトラック用の駐車場も設けられる。

来訪者の利便性向上のため、正面玄関脇にレクリエーションエリアが計画されており、芝生や植栽が計画されている。

インフラのもう一つの重要な要素は、衛生基準に準拠した設備を備えたごみの収集・処分場だ。ゴミ箱は、建物から少なくとも20メートル離れた防水加工された場所に設置される。

このエリアは近代的な街灯で照らされ、夜間にショッピングセンターを訪れる際の快適な環境を提供する。

新しいショッピングセンターは、株式会社「ギドロストロイ」によって建設されている。この建物は都市インフラの発展の象徴となり、現代生活のニーズを満たす機能的で快適、そして美しい空間を住民に提供する。(エトロフ・ニュース2025/5/23)

タイトルとURLをコピーしました