サハリンの歴史家がシュムシュ島で「千島上陸作戦」講演

千島列島

北千島シュムシュ島で戦跡や遺物の調査を行っているサハリン博物館・記念館「ポベダ」の科学部門長であるイーゴリ・サマリン氏が、ソ連兵の遺体捜索活動に取り組んでいるボランティアに対し、第二次世界大戦最後の戦いであるクリル上陸作戦(千島列島上陸)について講演を行った。

同島では現在、1945年8月のクリル上陸作戦で亡くなったソ連兵を追悼する野外博物館が建設中。ボランティアの任務はソ連空挺部隊員の遺体を発見することであり、サマリン氏は日本軍の要塞や戦車などの調査を行っている。

講演の中でサマリン氏は、戦いに参加したカムチャツカ防衛区と太平洋艦隊のペトロパブロフスク海軍基地、作戦の主要な段階、ソ連空挺部隊の英雄的行為と勇気、そしてクリル上陸作戦に参加した兵士たちの運命について語った。(astv.ru 2025/7/8)

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