国後島在住のゲオルギー・クリンスキー氏のニュースがCitysakh.ruに掲載されていた。氏はビザなし交流や日本語習得プログラムで何度も根室や札幌を訪れている。記事は70歳を超えた氏がアムールからベトナムのハノイまで自転車で旅した、とあるが走行距離は700km程度。ちょっと首をかしげたくなる記事だが、それはさておき、写真で見る氏はお元気そうで何よりだ。

国後島在住のゲオルギー・クリンスキー氏が、衰えないスポーツ魂の秘訣を明かした。白髪に髭を生やしたこのクリル諸島在住の男性は、2025年に数ヶ月かけて、ロシア本土を横断する数百キロのルートを自転車で走破した。
このアマチュアアスリートは1986年に国後島に定住した。彼の人生は、写真撮影、ボランティア活動、観光、犬ぞりレース、そしてサイクリングなど、様々な活動に満ち溢れている。
今年4月、ゲオルギーは、再び自転車旅行に挑戦することを決意した。ブラゴヴェシチェンスク(アムール州の州都)をスタートし、この過酷な旅は5月にベトナムのハノイで幕を閉じた。
ルートの総距離は約700キロメートル。この道のりで、ゲオルギーは数多くの歴史的名所、博物館、寺院を訪れた。ホテルやホステルに泊まり、時には野宿もした。ルートのある区間で、同じく自転車でベトナムへ向かうモンゴル出身の旅仲間と出会った。

ゲオルギーは、来年100歳を迎える両親アレクサンドラとニコライを偲んでこの旅を捧げました。彼は年齢を伏せ、「70歳を超えています」とだけ答えた。

ゲオルギー国後島がサイクリストの持久力と器用さを養うのに最適な場所であり、世界中からのサイクリストを受け入れる準備ができていると確信している。しかし、現時点では国後島には自転車修理店がないという。
「国後島にはサイクリングとサイクリングツーリズムの発展に必要な条件がすべて揃っています。残念ながら、自転車修理店がないため、まだ乗れるはずの自転車が、軽微な故障で廃棄されるケースが多くあります。安い自転車はすぐにひび割れや錆びなど、安物ならではの「魅力」が生まれ、修理やメンテナンスには多額の費用と時間がかかることを理解する必要があります」–。彼は、中国横断の新しい自転車ルートを計画する準備ができている。(citysakh.ru 2025/7/11)
