サハリン州の漁業 2024年漁獲量は過去最高67万7,000トンを記録

サハリン

2024年のサハリン州全体の漁獲量は67万7,100トンとなり、前年よ8.8%増加した。漁業に従事する労働者数は10%減少した一方、賃金は月額15万3,200ルーブルに上昇した。

サハリン州経済の基盤となっている漁業と養殖業は、2023年末時点で域内総生産(GRP)の1.5%、魚介類の加工業は2.8%を占めている。現在、州内で水生生物資源の採取、加工、販売に直接関連する事業を展開する企業は699社に上る。

水生生物資源の採取をリードするのは、伝統的にユジノサハリンスク地域に拠点を置く企業だが、国後島・色丹島・歯舞群島の南クリル地区(27.8%)、北千島の北クリル8.8%、択捉島のクリル地区(4.6%)も大きな貢献をしている。

2024年の水産加工品の生産量は53万1,700トン。製品の大部分(70.4%)は冷凍魚で、高度に加工された製品(塩漬け、干し魚、調理済み食品)は依然としてわずかな割合を占めるに過ぎない。

漁業従事者数は10%減少し(2024年には8,100人)、平均月給は増加し15万3,200ルーブルに達した。これは州平均を17.5%上回る水準だ。(tia-ostrova.ru 2025/7/11)

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