占守島・日ソ激戦の地 165高地でソ連兵の遺体発見 

千島列島

シュムシュ島(占守島)でソ連兵の遺体捜索を行っている国際捜索隊がセヴェルナヤ山(165高地、四嶺山)の麓で、赤軍兵士の遺体と遺品を発見した。7月1日から始まった捜索で見つかった遺体は2体目となる。

発見したのはウドムルト共和国から参加している青年組織「ドルグ」のメンバーで、同島のセヴェルナヤ山にある解放軍慰霊碑近くの塹壕を調査したところ、遺体を見つけた。付近にはシュパーギン短機関銃(通称バラライカ、マンドリン)の弾薬に加えて、使用済みの包帯3包、カミソリ、革製の弾薬帯、小型歩兵用シャベル、食器、スプーン、ホーロー製マグカップが見つかった。中には名前が入ったものもあった。今後、兵士の身元を明らかにするため、アーカイブなどの調査を行う。

国際捜索隊「クリル上陸の足跡を辿る」は、ロシア国防省、サハリン州とカムチャツカ地方の政府が協力を得て、全ロシア国民運動「ロシア捜索運動」と同サハリン州支部によって実施されている。(sakh.online 2025/7/18)

タイトルとURLをコピーしました