占守島の日ソ激戦地に案内板設置 愛国教育推進のため戦跡観光ルート「シュムシュ島の道」整備

千島列島

8月18日に対日戦勝と第二次大戦終結80周年の記念式典が行われるシュムシュ島(占守島)で、軍事愛国教育を進めるため島内の戦跡観光ルート「シュムシュ島の道」の開発が進められている。サハリン州観光省によると、ボランティアや作業員が日ソ両軍の激戦地となった場所で案内表示板の設置を開始した。

同州光省観光局長のオルガ・イワノワ氏は「案内板はルートの要所、戦闘のあった場所に設置されます。そのため、(砲弾など爆発物を処理する)工兵の役割は極めて重要であり、ルート上の安全を確保してから設置しています」と述べた。

ロシア軍の工兵たちは5月に島に入り、地雷を除去する作業を開始した。作業は、軍国主義日本に対する大勝利と第二次世界大戦終結80周年を記念した軍事史記念施設が開設される現場で行われている。

観光省は「大統領文化イニシアチブ基金の支援を受けて実施されています。若い世代への愛国教育を進めるうえで、このプロジェクトは重要な役割を果たします」と説明した。(astv.ru 20205/7/18)

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