7月20日、北千島シュムシュ島(占守島)は滅多にない無風の夜が訪れた。島のテントキャンプを拠点に活動する人々は、この好天を利用し、野外映画上映会を開いた。人々は大型スクリーンを設置し、プロジェクターを接続し、折りたたみ椅子を並べ、ソ連兵の遺体捜索隊員を描いた映画「ヴェラを守れ」を鑑賞した。
現在シュムシュ島には数十人の捜索隊員がおり、昼夜を問わず野外で活動している。映画「ヴェラを守れ」は、なぜ人々が何かを見つけようと、無償で土を掘ろうとするのかを描いている。
プーチン大統領の指示により、祖国防衛のために殉じた人々の記憶を永遠に留めるための一連の行事が、2025年夏にシュムシュ島で開催される。クリル上陸(占守島への上陸)記念日である8月18日には、軍事史記念複合施設(野外博物館)の第一期の開館式が行われる。同日、シュムシュ島では戦いの再現とトライアスロン大会も行われる。夏の間中、「シュムシュ島の道」の観光ルートが設けられる。(sakh.online 2025/7/21)