日本のHNKは、国後島のロシア人住民が同島にある日本人墓地の清掃作業を行った様子を放送した。両国間の交流事業の停止により、墓地は事実上放置されており、元島民は親族の墓参りの機会を失った。ロシア人ボランティアたちは草刈りを行い、消えかけていた標柱の日本語の文字を修復した。
ロシア人島民の一人は「隣国の日本人が墓参りをできない状況だと理解しています。だからこそ、私たちはできる限りのことをしています」と語った。
国後島と同様の取り組みは、色丹島でも行われている。テレグラムチャンネル「シコタン・テレグラフ」によると、色丹島のロシア人ボランティアたちは、日本人島民が埋葬された墓地の管理を続けている。日本人の墓の中には、地元のアイヌの首長ヤコフ・ストロゾフの墓もある。(サハリン・メディア2025/7/24)
