1945年8月、シュムシュ島(占守島)の戦いでソ連軍が上陸したクルバトフ岬(国端崎)に、クリル諸島上陸作戦に参加した国境警備隊員の戦死者を追悼する新たな記念碑が建立された。80年前、第60海兵隊国境派遣隊の哨戒艦、航空機が戦闘作戦に参加し、100人以上が前線に赴いた。記念碑建立のアイデアは、ロシア連邦保安庁(FSB)東部北極圏国境局の隊員と、クリル諸島で任務に就いた退役軍人によって提案され、実現した。
上陸作戦に参加した第60海兵隊国境派遣隊の兵士に捧げられた記念碑は昨年、退役した元国境警備隊員によってパラムシル島セベロクリリスクに届けられた。記念碑には、軍国主義日本との最後の戦いに参加した国境警備隊の船舶が描かれた。プレートに「感謝する、子孫より。クリル諸島上陸作戦に参加した国境警備隊員の皆様へ」という銘文の下に、画家アンドレイ・プロトノフによる伝説的な絵画「クリル諸島上陸」が描かれている。
この作戦には、第60海兵隊国境派遣隊から、国境警備艦「キーロフ」と「ジェルジンスキー」、哨戒艇8隻、混成国境部隊、派遣隊指揮官一団、そして国境部隊第2独立軽爆撃航空連隊の航空機が参加した。クリル諸島解放作戦に参加した300名以上の国境警備隊員に勲章やメダルが授与された。1945年9月9日、第60海兵隊国境派遣隊は「クリルスキー」の名誉称号を与えられ、国境警備船「キーロフ」号と「ジェルジンスキー」号には赤旗勲章が授与された。(sakh.online 2025/7/26)
