ロシア外務省 北方領土に関する駐日ドイツ大使の発言に抗議

日ロ関係

ロシア外務省は、南クリル諸島(北方領土)に対するロシアの主権に疑問を投げかけるペトラ・ジグムント駐日ドイツ大使の発言に対し、モスクワ駐在ドイツ大使館に厳重に抗議した。抗議文は外務省のウェブサイトに掲載された。

外務省は「南クリル諸島は第二次世界大戦の結果、連合国間の戦後協定及び国連憲章によって確認された法的根拠に基づいて我が国に引き渡されたものであり、ロシアの南クリル諸島に対する主権は疑いの余地がない」と改めて表明した。

ドイツ側が、第二次世界大戦の結果に対する復讐主義的な解釈に根ざした、法的に無効な日本政府の領土主張に連帯することは、ナチス・ドイツとその衛星国に対する大祖国戦争の勝利、軍国主義日本の敗北、そして第二次世界大戦の終結の80周年を祝う年に、特に冒涜的であると指摘している。(sakh.online 2025/8/5)

北方領土めぐりドイツ大使に抗議、ロシア外務省「主権侵害する発言」大使は反論

ロシア外務省は4日、ドイツのジグムント駐日大使が北海道根室市を訪問し、北方領土を巡りロシアの主権を侵害する発言をしたとして、ドイツのラムスドルフ駐ロシア大使を呼び出して抗議した。在モスクワのドイツ大使館が発表した。

ラムスドルフ氏は、ジグムント氏は北方領土の国際法的地位について、いかなる発言もしていないと反論。ロシアのウクライナ侵攻を挙げ、ロシアが日々、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害していると非難した。(共同通信2025/8/5)

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