ロシア太平洋艦隊の艦艇が択捉島と国後島を訪問 軍事愛国キャンペーン「真実の力–2025」

択捉島の話題
択捉島に寄港する大型揚陸艦オスリャービャ

ロシア太平洋艦隊は軍事的栄光の地を巡る「真実の力 – 2025」キャンペーンの一環として、9月6日から14日までサハリンとクリル諸島(北方四島を含む千島列島)の4カ所に寄港する。サハリン州政府広報によると、軍国主義日本に対する勝利と第二次世界大戦終結80周年を記念するものである。

コルベット艦「ソヴェルシェンヌィイ」、大型対潜水艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「オスリャービャ」、掃海艇「アナトリー・シュレモフ」、救難タグボート「アラタウ」が島々を訪問する予定。

9月6日のパラムシル島を皮切りに、択捉島(9月8日~9日)、国後島(9月10日~11日)、サハリンのコルサコフ港(9月12日~13日)を訪問する。

択捉島のキトヴィ湾(内岡湾)には大型揚陸艦「オスリャビャ」が入港し見学ツアーが開催される。事前登録制で、当日は身分証明書としてパスポートを持参する必要がある。

島民向けに艦艇見学ツアーが企画され、ウクライナ特別軍事作戦エリアで鹵獲された西側諸国製の兵器や最新の装備、海軍兵器などを見学できる。イベント参加者には、テーマ別の講演、スポーツ競技、映画上映、フェア、コンサートなど幅広い愛国的プログラムが予定されており、島民を「青年軍」に入隊させる式典も企画されている。

「真実の力 – 2025」キャンペーンは、ロシア国防省のプロジェクト「記憶の中の団結。偉業の中の力!」の海軍における活動で、第二次世界大戦の歴史的真実を守り、国民的価値観と愛国教育を強化することが目的だ。(sakh.online 2025/9/6)

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