ロシア太平洋艦隊の軍事愛国キャンペーン「真実の力–2025」の一環で10日、大型揚陸艦「オスリャービャ」がユジノクリリスク港(古釜布港)の埠頭に停泊した。サハリン州政府広報によると、到着した乗組員たちはパンと塩で歓迎された。


南クリル地区のパベル・ゴミレフスキー市長、ナタリア・サヴォチキナ地区議会議長ら出迎えた。市長は「クナシルへようこそ!本日、太平洋艦隊の艦艇がユジノクリリスクに到着しました。これは私たちにとって重要な歴史的出来事です。『真実の力– 2025』キャンペーンは極めて重要です。今年は南サハリンとクリル諸島の解放80周年を祝います。愛国心の基盤となる軍事史の真実の保存、そしてロシアの未来の世代の教育は極めて重要です」と挨拶した。

太平洋艦隊沿海地方混成部隊副司令官アレクサンドル・シュヴァルツ少将は「ロシア連邦軍最高司令官ウラジーミル・プーチン大統領の決定により、2025年は祖国防衛年と宣言されました。この行動は、大祖国戦争勝利80周年、そして軍国主義日本の敗戦80周年を記念するものです。我々の小さな上陸部隊の比類なき勇気、勇敢さ、そして果敢さは、全ての日本軍守備隊を降伏に追い込みました。今、我々の若い世代は、これらの出来事の真実を守り、この勝利におけるソビエト国民、ロシアの貢献を中傷することを許してはなりません」と述べた。

11日には、ユジノクリリスクで軍事装備の展示、大型揚陸艦「オスリャービャ」の見学、クリエイティブグループによる大規模なコンサートなど、愛国イベントが開催される。
太平洋艦隊の艦艇群には、オスリャービャに加え、コルベット艦「ソヴェルシェンヌィイ」、大型対潜水艦「アドミラル・パンテレーエフ」、掃海艇「アナトリー・シュレモフ」、救難タグボート「アラタウ」が含まれていた。(sakh.online 2025/9/10)