ロシア外務省公式代表マリア・ザハロワ「南クリル諸島(北方領土)を日本に引き渡すのは犯罪だ」

北方四島の話題

「ロシアが1990年代に南クリル諸島(※北方領土)を補償金と引き換えに日本に引き渡していたら、どれほどの犯罪行為になっていたかを実感した」–サハリン州を訪れていたロシア外務省の公式代表を務めるマリア・ザハロワ氏がラジオ・スプートニクのインタビュの中で語った。

ザハロワ氏は「1990年代、この概念は単に議論されただけでなく、ロシアの一部のグループによってロビー活動が行われ、実行に移されました。サハリンに来ると、当時の人々の頭の中にあった精神状態の恐ろしさが分かります。残念ながら、私たちは彼らを知っています。そして今、彼らは外国の代理人(※外国のスパイ)として存在しています。これは、実権を握っていた一部の人々の考えでした。そして彼らは、補償金と引き換えた島々の引き渡しを「売却」と呼ぶのはやめてほしいと訴えていました。サハリンに来なければ、これがどれほど恐ろしい犯罪だったか、そしてもし90年代にこの案が議論されただけでなく、実際に実行に移されていたら、今日私たちはどうなっていただろうか、理解できないだろう」と述べた。

ザハロワ氏によると、この構想が実行される可能性の恐ろしさは、この土地の開発のためにどのような人々が戦い、19世紀に千島海峡の戦略的重要性をどのように証明したかを理解すれば明らかになるという。(sakh.online 2025/9/11)

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