北千島・占守島の「愛国観光」開発を議論 サハリンで全ロシア青年フォーラム開催

千島列島

9月30日にサハリンのボストーク訓練センターで、全ロシア青年フォーラム「オストロヴァ」の一環として、観光と愛国心に関するセッション「サハリンとクリル諸島–私たちの島々! シュムシュ–軍事的栄光の島」が開催された。このイベントは、大統領文化イニシアチブ基金の助成金を受けて、愛国心を高めるために実施されているもので、北千島シュムシュ島(占守島)における「愛国観光」開発がテーマに取り上げられた。

サハリン州観光大臣のアルチョム・ラザレフ氏は「今年は対日戦勝80周年と第二次世界大戦勝利80周年という2つの聖なる日を祝いました。私たちは以前から愛国教育を重視してきました。プーチン大統領の要請を受け、愛国心を育む道の整備を継続していきます」と述べた。シュムシュ島では戦勝80周年に合わせて、愛国的観光ルート「シュムシュ島の道」が整備されている。

セッションの司会は、2024年と2025年のシュムシュ島探検の企画・実施者であり参加者でもあるナタリア・パホルコワ第一副大臣が務め、「歴史的記憶の保存の重要性と歴史の改ざんは許されない」ことを強調した。「愛国観光」セッションでは、過去の探検に関する映画が上映された。最後にクイズ大会が行われ、正解者にはクリル(千島列島)上陸作戦を称える記念品が贈呈された。(サハリン・メディア2025/10/1)

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