国後島・古釜布に2つの下水処理施設の設置が完了

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国後島ユジノクリリスク(古釜布)に2つの下水処理施設の設置が間もなく完了する。各施設は1日あたり750立方メートルの生活排水を処理できる。新しい処理施設は、最大1,500立方メートルの排水を処理できる設計となっている。

最新データによると、施設の技術的準備度はすでに76%に達している。工事中、専門家チームは機械式処理施設の完成、余剰活性汚泥槽の設置、下水ポンプ場の建設、そして電源への接続を行った。さらに、5.8kmの主要下水処理網が既に敷設されている。

同時に、市内では下水管の敷設工事が活発に進められている。計画延長3.5kmのうち1.8kmが敷設され、計画されている132個のマンホールのうち110個が設置された。建設作業員は今年末までに、敷地内電力供給網の敷設を完成させる予定。計画延長2.1kmのうち1.4kmは既に敷設済みだ。すべての工事は来年春に完了する。

サハリン州住宅公益事業省のドミトリー・アリスタルホフ大臣は「ユジノクリリスクの下水処理システムの再建は、単なる技術的な取り組みではありません。住民の健康、快適さ、そして福祉にとって重要な課題です。システムは老朽化が進み、緊急の改修が必要となっていました。このプロジェクトの実施により、住民に高品質な公共サービスが提供され、環境への影響も軽減されます」と述べている。(citysakh.ru 2025/10/7)

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