択捉島ホワイト・ロックス 行方不明のSUV運転手の捜索が続く

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択捉島の観光名所「ホワイト・ロックス(白い崖=ビラ海岸)」で発見されたSUVに乗っていた2人目の人物の捜索が続けられている。ロシア内務省クリル地区当局、クリル地区救助隊、クリル林業局(GKUサハリンスキー林業局)の職員が捜索に参加している。

10月12日、沿岸のレイドヴォ村(別飛)付近で、トヨタ・ランドクルーザー80が砂の中に埋まった状態で発見された。車内には誰もいなかった。数時間後、クリル林業局の職員が、車両から約400メートル離れた場所で男性の遺体を発見した。ロシア連邦サハリン州捜査委員会コルサコフ地区捜査局が発表したところによると、遺体はレイドヴォ村在住の65歳男性と判明した。予備的な報告では死因は溺死とされている。

同日、車には少なくとももう1人(別飛在住でSUVの運転手であり所有者)乗っていたという情報があり、捜索隊はホワイト・ロックス、パルスナヤ湾、イズヴェストコヴィ川とスレドヌイ川沿いの海岸線全域を、滝に至るまで捜索した(捜索ルートは地図上にマーカーペンで示されている)。ドローンも使用されたが、まだ発見できていない。捜索は16日も継続される。ホワイト・ロックスで亡くなった65歳の男性の追悼式が、16午前11時にレイドヴォ村で執り行われる。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2025/10/16)

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