国後島・古釜布に展望台付き歩行者階段 新旧市街地をつなぐ、新たな街の名所

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国後島ユジノクリリスク(古釜布)では、高台にある市街地と旧市街(戦前、日本人が住んでいた湾岸エリア)をつなぐ歩行者用階段「眠れる森の美女」建設プロジェクトが進行中だ。階段の下部出口はユジノクリリスカヤ湾(古釜布湾)岸に設置され、階段上部に設置される展望台からはメンデレーエフ火山(羅臼山)のパノラマビューを楽しむことが出来る。完成は年内の予定。

隣接エリアには、天蓋とブランコのあるリラクゼーションエリア、遊び場、ヨガとワークアウトエリア、小さな円形劇場を備えたステージなどが整備され、最新の照明とビデオ監視システムが設置される予定。

これまでに展望台、ステージ、キャノピー、照明柱、手すりの組み立てが完了した。造園工事と舗装工事も始まっている。金属製階段構造物の設置も進行中で、必要な資材はすべて現場に搬入済みだ。

「眠れる森の美女」建設プロジェクトは、国家プロジェクト「住宅・都市環境」の「都市環境改善」の一環として行われており、資金の70%は連邦予算から拠出される。新しい階段は、国後島の住民や観光客にとって、散歩や憩いの場、集いの場として最も魅力的な場所の一つとなると期待されている。(astv.ru 2025/10/23)

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