色丹島・斜古丹 千島列島初のガス火力発電所の建設予定地をエネルギー省大臣が視察

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サハリン州エネルギー大臣のドミトリー・クヴァリン氏は、色丹島にあるマロクリルスカヤ・ガスディーゼル発電所の建設予定地を視察した。同大臣によると、専門家らはすでに機器設置のための準備を進めており、今後の建設段階の詳細について協議している。

新設ユニットの試運転は2025年12月に予定されており、発電所は2026年10月に本格稼働する予定だ。「このペースとアプローチで、プロジェクトを成功裏に完了させ、地域のエネルギーインフラを強化していきます」と大臣は述べた。

このプロジェクトは、ロセティ・モバイルGTES社によって実施されている。マロクリリスコエ村(斜古丹)に、5.3メガワット(6.4メガワットまで拡張可能)の発電所が建設される。発電所には、コロメンスキー・ザヴォード社製のガス・ディーゼル発電機3基と、既存の現地発電所から移設されるディーゼル発電機2基が設置される。

さらに、複合施設の運用を支えるため、ガス受入・再ガス化システムも建設される。このプロジェクトは、クリル諸島のガス化に向けた第一歩となる。(sakh.online 2025/11/6)

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