北方領土・択捉島を管轄するクリル地区行政は5日、島の中心地クリリスク(紗那)から22km離れたクイビシェフカ川(留別川)のそばに建設される予定の一般廃棄物処理施設「イトゥルプTKO管理施設」に関する公聴会を開催した。地元住民と処理場を建設する企業およびサハリン州住宅・公共サービス省の代表者が出席した。住民は主に環境問題について質問した。特に廃棄物の焼却後の残留物をどこにどのように処分するかについて関心を示した。また、廃水処理システムがどのように実施されるか、煙排出用の濾過システムが設置されるかどうか、ゴミ焼却プラントが使用する燃料は何かなど、環境リスクや環境への影響に関する多くの側面について議論された。公聴会の参加者は、プラントが地域の環境や住民の健康に与える影響について懸念を表明した。 (エトロフ・ニュース2024/10/7)
【参考】サハリン・インフォ(2022/11/30)
択捉島では合同会社「エコミール・エトロフ」(今年6月登記)が年間5,000トンの一般ゴミと固形廃棄物の選別施設と焼却施設を建設する。建設場所はクリリスク(紗那)の南部で、建設費は2億6,350万ルーブルを割り当てる。建設期間は26カ月で同社は17年間運用する。
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