択捉島の「アイヌの秘密」遊歩道が完成 紗那-内岡間に新たな観光ルートが誕生

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択捉島のクリリスク(紗那)—キトヴィ(内岡)間の歩行者専用道で整備が進められていたユニークな「アイヌの秘密」遊歩道の工事が完了した。

「アイヌの秘密」遊歩道は、テーマに沿った旅として設計されている。海沿いを歩くと、それぞれに謎が隠された4つのユニークなゾーンを巡ることになる。訪れる人々は、アイヌ文化を想起させる美術品や彫刻に出迎えられる。特に注目すべきは、古代の文様を体現した装飾迷路と、海岸の景観に調和した波型のベンチだ。

遊歩道の目玉は全長50メートルのイルミネーション階段で、海へと降りるのに最適。夜には、ライトアップされた景観が特別な魅力を放ち、訪れる人々を魅了する。

クリルスクの住民が遊歩道の品質に不満を表明していることについて、サハリン州住宅公益事業省のアンナ・サフィナ副大臣は「欠陥が確認された場合は、2026年の建設シーズン開始時に保証義務に基づいて修正されます」と述べた。

「アイヌの秘密」遊歩道は、極東連邦管区における快適な都市環境の創出プロジェクトを競う全ロシア・コンペティションで選ばれた6つのプロジェクトのうちの1つで、ほかに国後島ユジノクリリスク(古釜布)の展望台付階段「眠れる森の美女:歩行者天国の建設」も選ばれている。(citysakh.ru 2025/11/20)

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