ロシア連邦文化省は、投資家から資金を集めて文化遺産の修復・改修を進める連邦プログラムを開始した。対象となっている遺産の一つに、サハリン・コルサコフ(大泊)のソビエツカヤ通り3番地にある1928年に建てられた北海道拓殖銀行大泊支店が含まれている。この文化遺産は、保存工事と再利用のための改修が緊急に必要とされている。
文化遺産の修復事業に携わる投資家は工事資金として優遇融資制度を利用できる。連邦プログラムでは、2030年までに少なくとも1,000の文化遺産を良好な状態に修復することを目指している。
サハリン州郷土博物館が以前公表したところによると、修復と建設工事には4億ルーブル以上かかる見込みだ。修復完了後、サハリン州郷土博物館の分館として「G.I.ネヴェリスコイ提督海洋博物館」(仮称)が設置される予定。(サハリン・メディア2025/12/2)


