北千島シュムシュ島 2026年も軍事愛国行事を継続

千島列島

サハリン州のリマレンコ知事は、北千島シュムシュ島(占守島)について、来年も軍事愛国行事が積極的に行われると発表した。2025年、シュムシュ島は大勝利80周年を記念する盛大な軍事愛国行事の中心地となった。博物館複合施設の開館、千島上陸作戦の歴史的再現、大規模なトライアスロン大会などが行われた。しかし、地元住民は、こうした愛国行事は今年がピークで、来年以降は徐々に減っていくのではないかと心配している。

これに対し、リマレンコ知事は政策の継続性と長期性を強調し、「私たちは愛国者であり、そしてこれからもそうあり続けるつもりです」と、明確な回答を示した。知事によると、島での事業は継続されるだけでなく、新たなレベルに達するという。ロシア文化省は既に、シュムシュ島に新たな記念碑を建立するためのコンペを発表している。

博物館施設の開発には特に力を入れる。破壊された軍事装備の残骸の更なる回収が計画されており、これらは歴史展示の一部となる。2026年夏には、遺骨捜索隊が再び島に上陸し調査を継続する。若者の参加は、このプロジェクトの重要な部分を占めている。知事によると、歴史を直接体験したい人々のために、特別な愛国的観光プログラムが開始される。

サハリン州における軍事愛国教育の成功は、連邦レベルで高い評価を受けている。シュムシュ島開発プロジェクトは、取り組みの質において先駆者として認められ、全国コンペティションで特別賞を受賞している。(citysakh.ru 2025/12/4)

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