北千島シュムシュ島の軍事キャンプが2025年最優秀愛国プロジェクトに選出

千島列島

今夏、サハリン州の無人島シュムシュ島(占守島)に開設された「軍事愛国キャンプ」が、2025年ロシア最高の愛国プロジェクトに選ばれた。このキャンプは、第二次世界大戦末期の歴史的記憶を保存するための拠点となっている。

国際捜索隊「クリル上陸の足跡を辿って」の一環として、100人以上の隊員がキャンプを拠点に大規模な遺体捜索活動を行い、クリル上陸作戦で戦死したソ連兵の遺骨を発見し、軍の儀礼に従って埋葬した。

さらに、「旅以上のもの」プロジェクトの青年グループは、50キロメートルの観光・学習ルート「シュムシュ島の道」を創設し、主要な戦闘現場に案内標識と説明板を設置した。

サハリン州のリマレンコ知事は自身のTelegramチャンネルで「第二次世界大戦末期の戦いの記憶を保存するために尽力してくださったボランティア、捜索隊員、そして歴史家の皆様に感謝申し上げます。ソ連兵の遺骨は回収され、軍の儀礼をもって島に再埋葬され、装備品は修復され、野外博物館が建設されました。この活動は、シュムシュ島が今後も国全体にとって重要な場所であり続けることを確実にするだろう」と述べた。(astv.ru 2025/12/10)

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